藤井風を語る真夜中

風という病に侵され…語らせたまえと願った。

『きらり』BTS

★便宜上BTSと表記していますが、防弾少年団とは何も関係ない文章であり、ここで言うBTSとは「Behind The Scenes」(舞台裏)のこと。万が一にも何かの間違いで来られた方がいたら、心からお詫びいたします。

 

金曜の夜の阿鼻叫喚…(大げさか、いや実感である)。

いや〜まいった。何がまいったって、自分の顔が緩みっぱなしでまいった。何故こんなに嬉しいのか、楽しいのか。心の距離感をバスッと超えて心臓を鷲掴みにしてくる“推し”というものの存在に、ビビりながらひれ伏す感じ?

白黒だった俺の世界に、遠慮会釈なく飛び込んで来た『きらり』な存在に翻弄される、この感じに、いまだに戸惑うんだよ。こんなにハマっているくせに…(号泣)。

あんまり経験ないのになぁ、浮ついた気分とか、芸能人にときめくとか。この、自分の心をピカピカに磨いて差し出す感じとか。

どうなっちゃったの自分?

風民の皆さまの存在を知ってから、ファンというのは何て健気なんだと。それぞれに色んな生活を送りながら、藤井風に自分の一番綺麗な心を捧げている。どんな苦しさを耐えていようと、どんな葛藤があろうと、藤井風に向き合う時には、綺麗で繊細で優しい気持ちでいようとしている。

これって、心の訓練じゃん? BTSの最後にもダンスの練習風景が映っていたけど、あんなふうに、何度も何度も「心磨き」のレッスンをするとしたら、立派に踊ってみせた風のように、「綺麗で強い心」を手にできるのでは? 風民は、総出でそのレッスンに参加してる気がするのだ。

俺なんかサボってばかりの不良民だけどさ。この人に向かう時、醜い自分であったら哀しい、申し訳ない…と思える相手がいるのは、ホントに幸せなことだよな。

 

『みんな最高。ここに映っとる人も映ってない人もな。』と言う風。映ってない人のことを常に思う風。そのチーム風の大きな輪に、きっと風民も含まれる。『きらり』のため、リクエストを繰り返したアナタのことも、風は見てると思うよ。みんなが最高!でいられる場所を、風は作ってくれている。

 

2:39という数字が深夜に踊り狂ったわけだが「ニヤニヤさせてくれてサンキュー」と読むんですかね?w

藤井風に何をさすねん?!と叫んだ俺。「あぁ…みんな死んだな…」と天井を見上げた。英語の字幕を見たら「ガールフレンドか何か」って! ガールフレンドでいいじゃん! もぉやめたって! 男共まで殺さんといて!と取り乱し。いや単にずっずさんかも、という含みを持たせただけだよね…。

夜中に「あのブツは何だ」と盛り上がる。「鶏の唐揚げ」→ いやベジタリアンやし。「たこ焼き」→ 昼の弁当やぞ? 5月のケータリングに里芋の煮物も無いか…。

で、ご本人からの正解が『イモ』と。ジャガイモの天ぷらだったんか、もしかして野菜カレー? 微妙に疑問が残る。容器や他の人を見るとカレーっぽいんだけどな。色んなカレーを頼んで、風は野菜カレーにしたと。どうなん? そんなどーでもいいコトまで気にするって何なんw と思いながら。

風が10秒演技にチャレンジする隣で、ヘアメイクのお姉さんは知らん顔。プロじゃプロ! ちょっとでも異質な動きをしたら、撮影自体がダメになることを知っているから、あんな近くで風が演技してるのにクールな対応。俺なら爆笑しながら映り込むだろ(最低)。ああでなきゃスタッフさんは務まらないんだな、感服した。

このヘアメイクさん、風が何をしてもクールで、ある意味シュール。色々笑わせてもらった。下唇を尖らせるのは、甘えたい気分の変顔なんだけど、さらりとスルー。風にあんなふうにされながら、プロとして仕事に徹するなんてブラバーだよホント。

 

ずっずさんがバイクに乗る姿を見て、(おそらく)涙した風。『頑張った、頑張った』には、ゼロからバイクを用意してくれたずっずさんへの感謝が溢れていた。オークションで手に入れ、あり得ない短期間でカスタムしてもらい、多くの尽力があって完成したバイク。

深々と頭を下げてスタジオを出る風、ちょっと赤い目をしてるように見えた。

その、風の一瞬一瞬を、カメラマンのセイヤさんが、すごく愛おしく思っていることも。風が愛おしくてたまらん!というBTSじゃない? 俺にはそう思える。

多くの仲間達の、チームとしての仕事を細かく描きながらも、中心にいる風の“風格”までもを写し撮った映像。デビューから1年数カ月で、このスターっぷり。

キヨシとのナンセンスな会話w も、関口くんとの2ケツひょっこりはんも。スタッフの『いい現場』との声も。撮影はわずかでも、準備には何カ月も掛かったことも。丁寧なお辞儀も、見惚れるような横顔も。すべてが『きらり』。

人間の男女が何十人いても…皆、エンタメの世界できらきらしい仕事をしている凄い人ばかりでも。藤井風の煌めきは別次元。華のある人、とは風のためにある言葉。

ま、藤井風は何人もいるから(笑)この現場ではと断った上で、何というピカピカのオーラか!と喚きたい。美し過ぎるやん!と泣きたい。

大事なバイクおじさんへの愛も含めて、藤井風最高やん!!と叫ぶ土曜の昼下がり。

 

『きらり』はさ、風がゆる〜く歌い始めるから簡単に歌えるかと思うけど、実は難しい曲だよね。ブレスが掴めなくて、途中で息切れするし、追い立てられる感じになるし。相当上手い人でもゼーハーになる(失礼)のを聴くと、風の歌唱がいかに素晴らしいか実感する。

比類なき疾走感に駆られて、今宵も風ワールドを旅するかなぁ。また終わりなき旅になるな。

 

三連休がオリンピックのために変更になったこと、今まで知らなかったアホは俺です。

一般企業に勤めてないとはいえ…無知過ぎてすみません。ツイートで教えてくれた方々、ホントにありがとうございました!

三連休かと思ってたので、徹夜で風三昧してもいっかなと。失礼しました。自分の仕事には休みは関係ないんだけどね。

ではでは、皆さま、風からもらったポジティブバイブスで、一日一日がきらりでありますように。