藤井風を語る真夜中

風という病に侵され…語らせたまえと願った。

今さらHEHN語り②

1stアルバムHEHNに収録された曲には、いくつかの顔がある。アルバム中の音源としての顔。MVになっている曲には、映像を通しての顔。そして武道館で披露され、Blu-rayで観ることのできる顔。加えて、配信で披露されたフルではないバージョンの顔もある。

武道館Blu-rayについては、それ単体で語りたいので、ここでは音源としての顔に、MVを交えながら感想を書いてみたい。

解説も分析もできないので、ホントに単なる感想だけ。それも歌詞中心になる。曲と歌唱については表現が難し過ぎて、俺なんかの手に負えない。

皆さんの中にある感想と近いかどうか…自信はないけど、よかったら読んでやってください。

 

1️⃣ 何なんw

俺がこの曲に触れたのは、アルバムより先にYouTube上で観たMVだった。曲と映像がこんなに合う?と言いたくなる完成度に驚いた。一編の映画みたいだ。むちゃくちゃカッコいいお兄さん(年上だと思ってた)が、何の違和感もなく、画面の中で演じ歌い踊っていた。これがデビュー作だと?嘘やん!…もうワケわからん感覚。

YouTubeには、この曲とMVを自ら英語で解説する動画もあり、その画期的なやり方にもビックリ。最初から藤井風は驚愕だった。

 

岡山弁で描かれたハイヤーセルフの呟き。完全に藤井風固有の世界観。デビュー曲としてこれ以上ない「藤井風」と大きく署名された名曲。

 

ダメな方向にダイブしてしまった経験、猛反省して二度と失敗しないと誓った経験、なのにまた堂々と同じ失敗を繰り返した経験…誰にでもある経験の裏に、そんな自分を止めようとしたハイヤーセルフがいたことを、風は教えてくれる。誰より自分を愛して見守っているのに、邪険に扱われるばかりのハイヤーセルフが。

風は、もっと自分を大事にしようと歌う。誰よりも自分が自分を愛そうよ、内なる “動機が愛” の存在を無視しちゃいかん。目を閉じて集中し、自分を幸せへと導く声を聴こう、と。

 

MVには、この世界観が見事に視覚化されている。朝起きて、ちゃんと瞑想もして、歯も磨いてるのに、まだ青さ粉が取れてないことに気づかない男。今日もハイヤーセルフは「あ〜あ」と思いながら、男を見守っている。

みんな(世間)に見てもらえ!とばかりにハイヤーセルフは男を押し出す。世間は遠慮会釈なく青さ粉を指摘して、もっとキレイにしろと男を責める。男はちょっとデンタルフロスで磨いてみるが、その場限り。“動機は正義” な、白い服を着た人々に強要されても結局立ち直れない。また肥溜めに飛び込んでしまう。ずっとハイヤーセルフは側にいるのに、気づかず聴こえず無視してしまう。耳をすませば、本当は聴こえているのにね。

自分への裏切りはもうダメだよ、と優しく諭してくれる声を聴けば、道を間違うことはない。

MVで、男が足をもつれさせ、道路に倒れるシーンがある。演技とするなら名演技。歌いながらステージで転ぶのが定番になってるのは、このシーンの再現。もつれながら、ヨレヨレになりながら男は歩く。が、最後はハイヤーセルフと踊る。そうだよ、一緒に楽しく踊りながら進むんだよ。白だったり黒だったり、世間は勝手に変化するけれど、それに負けず、ハイヤーセルフと踊るんだ。この人生を楽しく。間違えないために。

 

藤井風の曲の原点にして結論のような曲。風は、こういうことが言いたくて歌う人になったんだ。と思える、金字塔のようなデビュー曲。

 

一曲で、こがんなごぉなってしもぉて…ヤバ!

ちょっと今日はここで力尽きる感じ。先が長過ぎる…がんばれ俺。

 

俺は下書きとかはせず、その場で思うままに書き散らしてるだけなので、色々勘違いやNGな表現があったら、ホントにお詫びします。

ご指摘があれば、ここのコメント欄か、kiyohisa0919と名指しでTwitterで呟いていただければ幸いです。

その日その時の思いで書いているため、別の日にはまた別の思いが湧き上がることもあり、完結した文章にはなっていないかと。あくまでも個人的な放熱録(造語)であると、再度断らせてください。読んでくださる方々には、申し訳なくもありがたく、心から感謝しております。

ではまたね。

 

【追記】(7月27日 10:00)

書き忘れていたので追記。

前回の記事の終わりに、つい取り乱してしまった山田健人監督と風の写真なんだけど、あの後、また写真が投下されて。鉄塔のある屋上で、随分と楽しそうな監督と日焼けで真っ赤になってる風が…。いや、めちゃくちゃヤバイよ、発熱するレベルだよ、マジで心配になる。

最初の写真は以前撮ったものかと思っていたが、ごく最近の撮影なんだね? ホントに危険な状態だとしか思えない。日焼けは軽く見たらアカン!

まさに火傷(やけど)と一緒。大丈夫なのか、生きてるか風!? と思ったけど、昨日はサブスクで曲をガン聴きしてる風民への温かいコメントがあり、とりま無事なんだと、ちょっとだけホッとした。

数時間の日焼けで、数年間苦しんだ例を知ってるので、ホントに急に焼くのはやめたってほしい。若さじゃ、若さ…とはいかないよ〜。ホントに今苦しんでると思うなぁ。

どうか、くれぐれもお大事に…としか言えないけど。早い回復を祈ります。