藤井風を語る真夜中

風という病に侵され…語らせたまえと願った。

ずっずep.4

本番までの3か月、いや本番の最中でさえも、難しい判断を迫られる連続だったずっずさん。

無観客を決定し、風っちの『相棒=ピアノ』を、日本から発信するLIVEだからと国産のYAMAHAにお願いして。

あの芝生に、YAMAHA最高峰のグランドピアノが、何と美しく映えたことだろう。あのピアノを置いたことで「この勝負、勝ったな」と俺は思ったんだよ。何に勝ったんか知らんけど。笑

気品も気位も高そうなYAMAHAのお姫様、最初はちょっと澄ましてたけど、打楽器の本質を目覚めさせられて、力強い風っちの打鍵に最大限応えていた。お姫様も惚れたやろ、繊細でいて剛毅で華やかな風っちの演奏に。最後には「大好きー!」って声が聴こえてたよ。

 

雨足が強くなり、テントを出すべきか否か、もしかして中止せざるを得ないか…YAMAHAさんの待機する楽屋に走るずっずさん。

これまたYAMAHAが誇るダンディ調律師・水谷さん「ピアノは大丈夫です。最後までこのままいっちゃってください!」と右手をぐうにして突き上げる!ずっずさん《胸熱》! いやもう映画のワンシーンか。最高!!

YAMAHAさんの覚悟あってこその成功だった。視聴者として、心から御礼を申し上げます。

 

椅子の話も。今回は普通のピアノ椅子を、と風っちがリクエストしたとのこと。俺はいつもの丸椅子だったら、雨の場合滑りやすくなるから代えたのかなと思ってた。ヘタしたら尻が滑り落ちそうじゃない? ま、普通のピアノ椅子になっても、斜めに座ってみたり、さすがの風スタイルだったけどね。

 

前日のリハ終わりには、最初に下見をしたみんなで『願掛け線香花火』を。こういう仕掛けが、ずっずさんは上手いんだよな。男達の線香花火がエモいってこと、男達の胸に熱く刺さるってことを知り尽くしてる。関係ない俺でも熱くなるもん。

ザベスさんの撮る風っちのかわいいこと!女の子かと思うよ…(アブナイアブナイ)

 

開演15分前(!)にはダチオ監督が「オープニング、モノクロで行きます。」って!開演直前の思いつきかいっ! それでも、生中継なのに失敗しない監督。敬服するしかない。

あのモノクロからのカラー展開。 一瞬で藤井風の音楽が花開いた!と実感させた。目にも耳にも鮮やかさが飛び込んで来た。ホントに15分前に決めたん? 最高すぎるよ。

こうして、ありとあらゆるスタッフが一丸となり、LIVEの成功を願い夢見た時間。

その中心軸にいた風っち、全ての祈りを背負ってピアノ姫との舞踏会(違う)に向かったんだなぁ…。

 

ちょっと気になってた件。

10月3日に放送予定の、関ジャムでのインタビュー。報道ステーションのインタビューと同じ衣装で、続けて撮影されたんだなとわかった。つまり報ステのインタビューも、関ジャムも、なんならオチケンさんとの2ショ撮影も、さらにはNHKも、LIVEの終了後だったことが判明した。

でもさ、着ているTシャツが、本番で着てたのと同じなんだよね。ダメージ白Tにチェックのシャツを羽織って。よもやよもや、着替えもシャワーもなく、終演直後の取材だったと…。

むちゃくちゃ鬼スケジュールだったってコト?

雨に打たれて身体が冷えてるだろうと、見てる方は心配したけど「アドレナリンが出ててまったく寒くなかった」と言っていたよね。それでちょっと安心したけど、終わったらすぐシャワー浴びて温まったと思ってたよ。

着替えよりもTV収録の時間の方を優先した…せざるを得ないスケジュールだったってことなのかな。

LIVEの終了時間、少し押してたし。あまり関ジャニさんを待たせるわけにはいかないよなぁ。

終わったあともアドレナリン全開だったのか。風邪ひかなくて良かった。

ホントにホントにお疲れ様だったね、風っち。

 

午後2時過ぎという時間とはいえ、LIVEをやり切ってヘトヘトだろうに、数々のメディアに対応してたんだな〜。もうご苦労様!としか。

そのせいか、海水浴帰りの子供みたいに、眠たそうなフワフワした空気感になってた。いつも以上に透明感があり、ふんわりしてる。そんな風っちが、関ジャニの兄さん達と、どんな対話をしたんだろう。楽しみだな。

タレントさんと話すのって初めてかな? ずっずさんはどんな気持ちで見てたんだろう。見守ってた時のことも聞かせてくれたら嬉しいな。

 

つづくって文字をこんなに歓迎する日が来るとは。

ずっずさんファン、爆誕してると思うよ、マジで。