藤井風を語る真夜中

風という病に侵され…語らせたまえと願った。

『V.I.P.』第一弾

スペシャTV『3月のV.I.P.』として、19日と26日の21:00から藤井風特別番組を放送。

今夜19日は、2020年に放送された『HELP EVER HURT “COVER”』SPECIAL と、2021年9月4日開催された“Free”ライブの特番が、アンコールということで放送された。

1stアルバム『HEHN』の初回盤特典だったカバーアルバム『HEHC』の解説と共に、自身のルーツを紐解く30分間。

こういう番組があったとは聞いていた。観たくてたまらんかったよ!やっと視聴できた。😭

 

今日はレポにはならないっす。ごめんね、単なる感想にしかならない。冷静なレポは誰か他の人がしてる…はず。どうぞよしなに。🙇‍♂️💦

 

『HEHN』1周年を記念して『HEHC』が再販された時、もうもう嬉しくて飛びついて買ったけど、想像以上の素晴らしさだった。一聴して、耳が溶けた…。脳みそまで流れ出さないように耳を押さえましたさ。

 

これを特番で解説したりピアノ弾いたり歌ったりしてくれちゃって。26日に予定されている第二弾では『LA“C”A』も同様な解説特番が、1時間にボリュームアップして放送される。はぁ…また溶けてフニャニャになる自分が見える。

 

藤井風のカバーは、カバーを超えた別物となって我々の耳に届く。原曲へのリスペクトはゆるがせにせず、原曲をさらに濃密に濃厚にして「何ていい曲なんだ」とうっとりさせる。

素晴らしい楽曲が新たなコード進行を得て、濃くて艶のある風っちの声で歌われると、もうホンマに音楽の甘い暴力でボコボコにされる。まいりました、と土下座してしまう。

 

自作曲も最高、カバーも最高って。この若さで。何度も言うけど、こんなアーティストおらんよ。その秘密は、幼い頃から父上の膝であらゆる音楽を聴いてきたからだと、今回の番組でも明かされていた。

どんな世代の曲も、どんなジャンルでも違和感なくアレンジし歌いこなす力は、日々呼吸するように音楽を自分に染み込ませた賜物だね。

 

真っ白な空間に、黒いシャツ、白と青の大きな柄が印象的なパンツ。時にキーボードを弾きながら進む番組。完全な演奏もいいけど、こんなラフな風っちも実に魅力的。

 

あああ!いきなり集合写真キターー!!

みんなで踊ってるし(笑)

これ見ると『旅路』BTSで「聞き間違いかもしれないけど、MVのスタッフいないの?」と確認するよね、普通ならこんな人数なんだもん。笑

いやー180畳にも負けないスタッフの皆さん。

はぅぅ、明日が楽しみで舞い踊る!!

 

もう話があっちこっちする…😂

今夜とりま書いておかないと、明日はまつりだからさ。しょーもないレポでも最後まで書かないと。

 

風っちご家族は音楽の嗜好もさまざま。唯一家族全員が好きなのがCarpentersだと。

『Close to you』はライブの1曲目にしたり、『何なんw』EPにもカバーの1曲目として入れたり、始まりをイメージさせる曲なのだと言う。

この曲、まさに藤井風のための歌だよね。風族のテーマソング。“青い目”以外、全部風っちのことを歌ってるとしか思えない。みんなもそうだよね?笑

 

コード進行を変えた話でピアノを弾きながら歌う風っちに惚れ惚れ。もの凄い音楽性の持ち主。何の気取りも特権意識もなく、ありのままで真っ直ぐで清らかでありながら、まさに音楽のハイブランド

歌詞について「嘘をつかず、心に従う。うまいことを言おうとしない」と語っていたが、そのまんまの人間性

26日にはきっともっと成長した、けれど根本は何ひとつ変わらない風っちによるカバー解説が見られるんだろうな。本当に楽しみ!

 

続いて21:30〜22:30 “Free”ライブの特番。

当日までの風っちの気持ちや決意、より深く胸に迫るものがあった。

ずっずさんの提案に、当初は受け入れ難かったが、「思いついた動機が、ただひたすらピュア。人の心を軽くしたいという純粋な思いに、セラピーのようなライブなら出来るかもしれんと、自分の思考をシフトチェンジできた」と。

相手の動機が純粋なら応えたいと思う風っち。ずっずさんとふたり、似たもの同士やな。本当にこのふたりだから実現できた奇跡。

 

スペシャTVでは『Heal The World』がオンエアに乗ったのが何よりのハイライト。

今の社会情勢になって、改めてこの曲の意味を噛み締める。セラピーのような場に、という思いが、この曲を選択したことにも表れている。

MISIAさんもカバーアルバムの中で歌っている曲。いつかふたりが一緒に歌うシーンが見られたら…と夢を描いてしまうな。

 

再編集して放送された曲は『きらり』『Heal The World』『燃えよ』『優しさ』『帰ろう』『青春病』『何なんw』と続く。

みんなを自由に、楽にしたい、やすめてあげたい。そんな思いをこめた美しいピアノアレンジと共に、どこまでも柔らかく我らを包む曲たち。

 

野外に流れる『帰ろう』の沁みることよ。こんな曲を作る音楽家が、あんなに綺麗に澄んだ顔で歌ってくれる。これも奇跡。どんな天使なんやろ、この人は…と理性が崩壊していく…。

心に届く素晴らしいメッセージを語る姿はアル中のオッサンか、というくらいマイクを振るってんだけどさ。あれ何なんw。あははは!

 

『青春病』、音源のための複雑な曲をピアノ一本で歌って、乱れることのない歌声。だだっ広い芝生の上、安定の歌声で歌い切り弾き切った風っち。

画面を見ながら思った。風っちは優しさひとつだけを武器に、このどうしようもない世界に向き合っている戦士だ。

この世界を生きる我々に「音楽で寄り添いたい」気持ちで曲を作り、贈ってくれる。自らの身を地上に置いて、我らと共にもがき闘う戦士にして天使。

 

「雨で良かったな、雨もギフト」という言葉に、風っちの全てがある。

人をポジティブにするために、自分をポジティブに。人を愛すために、自分を愛す。そこに葛藤もあり、もがきもあるに違いない。苦しみながら、みんなのために生きようとしてくれる人。楽しく、明るく、可愛く。本当に大好きだ。

 

そんな藤井風の新曲『まつり』が明日(もう今日だ)公開される。はああーー燃えたぎるぜっっ‼️

 

みんなで最高のまつりにしような。また今夜❣️