藤井風を語る真夜中

風という病に侵され…語らせたまえと願った。

余韻が長い

丸一日経ったんやけど。まだ夢の中。 

明日まで個人的に盆休みにしてるが、もう一日延ばそうかしらん。笑

 

数年前に友人と3人で小樽観光に行った。運河のある町ってのが何故か好きで、イタリアのベネチア、ベルギーのブルージュ、そして小樽が今のところベスト3である。どこも忘れがたい美しさのある町。

俺の目的は運河の風景、友人達は与市のウイスキー工場見学と試飲(笑)という旅だったけれど、今となればRSRの会場がすぐ近くだったんだなぁ、と。

石狩湾新港樽川ふ頭横野外特設ステージ」で毎回開催されている『ライジングサン・ロックフェスティバル』。スタートは1999年、コロナにより3年ぶりの開催となった今回が22回目。歴史あるフェスなんだよね。

石狩湾新港というのは石狩市小樽市にまたがる港なので、このフェスは2市とそれぞれの観光協会が後援となっている。

石狩とか小樽とか、北海道らしい郷愁を呼ぶ地名と、北の大地、深夜の時間帯。あらゆる要素が、藤井風に相応しい特別感を醸していた。

 

それにしても、ああ。

たった2日の準備期間、その間に北海道まで移動し、実質のリハ時間がどれほどあったのか。

それで、カバー曲を7曲、自作曲を5曲。こんなこと、こんな死闘、藤井風以外にはできない。

カバー曲へのリスペクトに満ちながら、“藤井風の歌” にする力量を見せつけた。本気の全力で歌うことこそが、作った人へのリスペクトであり音楽へのリスペクトであると、それが藤井風の誇りでありプライド。

その矜持と愛を夜空に放ち、全オーディエンスに示し、YouTubeを通じて全国の視聴者に届けた。

藤井風の藤井風による、我々のための『まつり』だった。

そのまつりの場に招かれ、まつりを共にし、最後には「何の分け隔てもない」「苦しむことは何もない」「肩落とすこた一切ない」と、身も心も解放された我々。

日本の北の端っこから、桜前線を逆にしたように、全国がLASAカラーに染まるような感覚があった。

どこであっても、風っちのいる場所が、風っちの立つステージが起点になる。そこから『愛』が広がっていく。『幸せ』が満ちてくる。

北海道の夜から立ち上がって、自分を愛と幸せで満たした風っちの魂魄が、さらに西へ西へ流れていくような“風圧”を実感した。

人生で何度味わえるか分からない、素晴らしい夜だった。

 

インスタやYouTubeコミュニティに上げてくれた写真や動画も嬉しかった。

始まる前のリハの様子から、終わった瞬間、終了後の姿も。なんかもう、やたら神々しい。

「シュール映像を撮りたい」と言っていた通り、観客主体の画も胸が一杯になる。

みんな踊ってくれてアウィガロゥ。でも単なる振りじゃないんやで、風っちがアナタの中の良くないものを払ってくれたんよ、分かってるかな?笑

風っちは祈りを込めて歌う人。俺らが幸せであるよう、健康で元気であるよう、祈りを歌にして届けてくれる。それを受け止めたアナタなら、きっと幸せになれる。元気になれる。そんな交歓が、ステージの上と下、画面の中と外で行われたのだ。

俺らと同じ人間として、間違うこともある1人の青年として、悩みもがきながら、喉にも声にも病の傷を受けながら、風っちはそこに立って、逃げずに闘ってくれた。

全身全霊を込めた歌声で、みんなを俺を包んでくれた。

そのあまりに優しい余韻が、まだまだこの身から離れない。

 

明日はいいかげんに『まつり』MV BTSの感想を書かないと。😆

 

あ、今日16日正午から『LASA』アナログ盤の抽選販売受付だって?

カラービニール(もうヴァイノルとしか呼ばれん)180グラム重量盤2LP、『きらり(TVMIX)』ソノシート、特大ポスターという内容。この内容の意味がスルッと分かる人、DJプレイが可能な人、再生機器を持ってる人以外、これ応募してもええんかいな?😂

俺はどうしよう、ちゃんとレコードとして活かせる人に当たってほしいような。

どうしたもんか、ちょっと悩むな。

 

風っちが、せめてひと時はゆっくりできていますように。

余韻から抜けられないアナタにも、どうかお大事に🥹と伝えたい。