藤井風を語る真夜中

風という病に侵され…語らせたまえと願った。

15秒の魔法

ダッチ魔術師が、たった15秒で俺らに魔法をかけた。彼は藤井風に何を見てるんだろうな。

 

ごくごく個人的な思い(妄想とも言う)だけど、ダッチ監督は「こういう風どうすか?」とずっずさんに語りかけ、ずっずさんは「いいすよ、もっと風で遊んでくださいな」とニヤついてる。あくまで心の中で会話しながら。

 

風っち、自分が何をされてるか、本当のトコは分かってないやろ(笑)ダッチ監督とずっずさんの綱引きの綱やでアナタ。世界一大切な綱。でも引っ張り合う。どこまでヤルか、ヤラせないか、ダッチとずっずは真剣に楽しんでる。

 

ふふ、何故か俺にはそう見える、MVという綱引き世界選手権。風っちは誰より真剣だけれど、遊び合うダッチとずっずに、ちょっぴり戸惑って「んーー??」な顔になる。甘えん坊の拗ねた顔。それが見たくてダッチ監督は今回も頑張るのだ。笑

 

ダッチ・マジックは、わずか15秒の映像にも仕込まれている。

見るほどに「色彩」が不思議でたまらん。

壁際の洗面台に立つ背中の青年。その洗面台はかなり青みが強く見えない? 遠くからだと完全にブルーの洗面台。しかし手元のショットになると白っぽい陶器に見えてくる。照明の効果?

衣装の色も変わって見える。手を洗うシーンでは少しだけグリーンがかった紺色のジャケットに見えるのに、背中や歩き出したシーンでは全くのグリーンに感じられる。

 

この部屋は踊り子(ダンサー)の化粧楽屋かな。手前にある赤い布は一見カーテンにも見えるが、女性ダンサーのドレスだろう。

手前のドレスの赤、右手の椅子にかけてある服の赤、奥にある丸椅子の座面の赤。

ジグザグに奥へ移動しながら、我々の脳には「赤」が沈殿していく。

淫靡なムードと思った秘密は、この彩度の低い赤にある。

その赤い楽屋の真ん中を、赤の補色・緑のジャケットを着た青年が歩く。ジャケットの中には白いフリルのシャツ。

薄暗い部屋、ぼんやりとした赤、奥から歩いてくる緑、輝くような白。色彩だけで危険な物語を感じさせるダッチ・マジック。

 

やば。という予感しかない。ダッチ監督、風っちに明るく楽しいばかりのダンスや歌のシーンを用意しないだろ(笑)風っちを苦悩させ、アブない男にするんやろ。それでこそ “俺らのダッチ監督” である。期待しちゃうぞ!!😆

 

という、15秒からの、期待という名の妄想。

9月30日公開とのことだけど(正確には公式アプリでの発表を待とう)最終的にどんな作品になるのか。ワクワクでしかない。

 

風っちの “憑依型” 演技の才能を知っているダッチ監督。それをまた楽しんで披露させてるんかな。

監督と演技者の関係、片想いであればあるほど(笑)いい作品に仕上がる気がする。監督は演技者に片想いしなければダメだ。痛みもなく主演者を見ていちゃダメだ。というのが俺の見解。あはは🤣

 

監督も演技者も苦しむべし。懊悩すべし。キリキリ、ヒリヒリと苛まれ身を焦がすべし。

演技者としては、そんな藤井風が好みだ。あの顔で、あの姿で苦しむからいいのだ。

 

ま、予想も妄想も追いつかない傑作が、あと15日で公開される(はず)。

9月にまでこんなサプライズが準備されていたなんて。ずっずさんに首根っこを掴まれ、もがきながら喜んでるドMの fans。あははは!

いやはや、幸せなドMである我ら。15日間の夢、いかなる世界線を見ることやら。

 

何かもう、15秒に触発されて俺は夢を見てる。色々失礼の段、お許しくだされたく。🙇‍♂️🙇‍♂️