藤井風を語る真夜中

風という病に侵され…語らせたまえと願った。

グッズ発売のお知らせ来て…色々と思った。

こんな長いだけで中身の無い記事を読みに来てくださる皆さま、本当にありがとうございます。

頂戴したコメントやツイートに返信することは遠慮させていただきますが、全部拝読して頭を垂れております。

皆さま、優しい!そして風氏への愛が深い!

その真ん中に藤井風氏という人が確かにいるんだなぁと感激するばかり。

自分のような新参者をも温かい目で見てくださる皆さまに、心から感謝しながら、これからも拙い気持ちを綴っていきますので、何とぞよろしくお願いいたします。

 

 

6月14日に24歳となった風氏。

あ、すみません、風氏の表記について。文章の上では、基本的に呼び捨て(または氏付き)にさせていただいております。

Michael Jacksonさん、とは言わないのと同様です。

文面とはいえ呼び捨ては無いわ、ムカつく!という方もおられるかと。本当に申し訳ありませんが、お許しいただきたく…すみません。

 

友人(風友であり親友)との会話では、友人は「風さん」、俺は「風っち」と呼んでおります…はい、照れからです!なんかもう「風っち」くらいにチョケないとやってられへん!な、弱々しいキモチであります…。

正直、俺らの方がちょっと年上。でも外見上は風っちの方が全然オトナ!

自分ら子供っぽいな〜とため息が出る。特に友人は童顔なので、風氏の写真を顔の横に並べ「わははは」と笑ってイジってしまう。

オトナっぽい風氏の風下に置かれても、なぜか嬉しそうだけどね、ヤツは。

2人して「髭はいいよ、ヒゲは。でもピアスとかタトゥーとかはやめてね、お願いします」と願う気弱な俺ら。風氏の中に、ピアスやタトゥーへの欲求は無いと信じてるけど。

 

誕生日にはコメントが出てたね。

そして先日、マネージャーのずっずさんから、誕生日エピソードが。

そこで、ふたつの言葉が繋がった。

『毎日誰かの誕生日よね。

みんなおめでとう。』

このメッセージ、『わしは、誕生日を孤独に過ごしとる人に寄り添いたいんよ。』という気持ちから出た言葉だったんだなぁ。

コロナ禍で、例年と違う孤独な誕生日を迎えている人も多いだろう。またコロナには関係なく、毎年がぼっち誕生日な人も結構いるはず。

そんな事も全部含んだ上で、毎日誰かの誕生日…と言ってくれたんだね風氏は。

ぼっちな人への、おめでとう。ううぅ、優しいーー!!(泣く) こういうところが、藤井風天使説を生むんだよなぁ。

 

友人は「風さんに関しての情報を解禁する」と宣言した時、様々な情報にさきがけて『マネージャーは男女ひとりずつ、ずっずさんとコバさん』とメールしてきた。

いや、マネージャーの名前なんて必要?どういうコト?どんな芸能人でもマネージャーの名前なんか知らんで。

だが、藤井風に関しては『マネージャーが素晴らしい!みんなずっずさん、コバさんが大好きで超信頼してる』と。

は?そうなの?…その後少しずつ分かって来たのだが、風民(とファン同士呼んでるらしい)は、藤井風とマネージャーずっず氏との出会いこそ最高の奇跡であり、風の幸運の象徴、と思っているようなのだ。

岡山県里庄町で、清らかな川にしか住めない魚のように育った風が、東京で濁れた流れの犠牲になることが無いように…いつまでも綺麗な水の中で自由に泳いでいてほしい。これが全ての風民の願い。それを叶えられる人として、風民の全幅の信頼を背負っているのがずっずさんなのである。

 

マネージャーブログを読んでも、頭とハートの秀逸な大人だなと感じる。そしてまあ、風の隣に居てもお似合いの、カッコいいお兄さんじゃないか!

マネージャーという以上に、風の総合プロデューサーだよね。

コバさんも、さりげなく気配りの人だと思う。色々抜けがちな男ども(失礼)を、きちんとフォローできる優秀な女性。拍手しかない。

 

タレントとマネージャーという空気感じゃないよね、風とずっずさん。

何を眺めているのか、男2人が並んで座ってる写真になごめるなんて、ムーミンスナフキン以来だよ!

仲良しさんなふたり。ファンがマネージャー込みで応援してるなんて…凄いなぁ。それだけ、良い人に託さなければ心配なんだよね、風という宝が。

天才であり天使であるが、日常生活においてどこかしらポンコツ感があり…(すんません!)

風民が、そのポンコツっぷりを心の底から愛してやまないってことも、この1か月で学んだ。

 

風氏ってある意味ものすごーく変人だよね?笑

20歳で東京に出るという時に、高校ジャージをわざわざ荷物に入れるか?…いや持っていかないよ!

で、あの町に住んでいて、車の免許を取らないってさ、どゆこと?(信じられん)

高校卒業時に先ず運転免許だろう、里庄町だよ!どんだけ不便なん!

俺も西日本の地方都市生まれ(里庄町よりは都会!)なので分かるけど、地方で車が無いと何もできないんだよ。移動にとんでもなく苦労するし、車が無いなんて話にならん。

うむむ、彼は女性とデートしたり遊んだりする気は全く無かったんだな、と思わざるを得ない。(自分と比べるな)

本当に、音楽活動以外、何も視野に入ってなかったんだ藤井風っちは。

洋服にもこだわらない。いや逆にこだわってるから緑ジャージなのか?どんなハイブランドのスーツでも着こなせる男が。

 

ホントにさあ、藤井風は男の理想型なんだよ。

男が憧れてやまない人物。漫画の主人公としてスクリプト書いたら、もうちょっとリアルにしろと叱られる案件。ピアノだけか、声だけか、美貌だけか、モデル並みの体躯だけか、天使みたいな性格だけか、とにかく要素を絞れ、ウソくさいだろと。

それを全部備えた人間が実在してるんですけど!どうしたらいいんですかーって編集長の胸ぐら掴んで揺さぶるよ、もう。

友人も俺も「何なんコノヒト」だけで一日中語り合える。

 

ありとあらゆる藤井風のファクターの中で、とんでもないピアノと歌の魅力、傑出した作詞作曲の能力、ロックオンせずにいられない華のある外見、何もかも最高!なんだけど、その素晴らしさの芯にあるのが、あの人柄だからさ…もう気が遠くなるわけよ、こっちは。

なんであんなにいいヤツなん?

男が惚れる男、としか言いようが無い。

 

女性の皆さまはどう思うのか分からないけど、彼はまだ、いわゆるラブソングは発表してないだろ?(全部愛の歌だってのは置いといて)

メロメロの恋の歌とかさ、女性は待ってたりするのかな?

確かに聴きたい思いはあれど、まだまだ女性の方に行かないでくれよ、ってのが俺らの正直な気持ち。

風は男同士の輪の中心で、みんなから可愛がられ、イジられ、くちゃくちゃにされながら、心から愛され、大切にされる王子様なんだよね。

もうしばらく、王子と男達のストーリーを楽しみたいと思う我らなのだ。

 

新しいグッズが出るという。

グッズなんて買ったコト無い。でも風が着てるのを見ると…いやだ、欲しくなる。

友人と相談だな、明日会おう。同じTシャツを着るハメになるのか、俺らも。ツライ。でも嬉しい…ああ、こうやって堕とされて行くんだな人間って。

というのが、初めてグッズに手を出そうとしている人間の感想だよ!分かってくれよ。

あの、あんまり…誰のグッズか分かりづらいモノにしてください…ハードルが高いんで。

 

とりとめもなく書いてしまった。

毎日、風氏のことでいっぱい。彼の曲に鼓舞されたり癒されたり、たくさんのパワーをもらっているのに、自分なりの仕事を通して社会に万分の一でも還元しなければ申し訳ない、と思う。

風氏を語るなら、同じくらい仕事にも傾注すべし!で、寝不足なんだけど。負けないで頑張れ、自分!

 

風氏も、何やら新しいコトに進んでるよね?

楽しみ、楽しみ。

 

明日もよき日。必ず誰かの誕生日。

今日も明日も、おめでとう!!

 

私的大航海時代

渡る海はYouTubeという名の大海原。

大航海の果てに何処へ行き着くのやら分からぬまま、俺は漕ぎ出したよ小さな船で。

音楽の知識も無い、今までYouTubeを友にしたことも無く、特に聴き込んだ歌手もいない。

ひたすら「藤井風」という羅針盤だけを頼りに、恐る恐る出帆したのだ。

 

最初にたどり着いたのは何という港だったか?

多分、洋楽のcoverだった気がする。今となっては、順番にメモしておくんだった…と思えども後の祭り。

 

ビリー・ジョエルエルトン・ジョンだったかな。

あまりにも理想的な18歳くらいの美少年(風氏の場合、美少年というよりは美青年という感じだが、18歳の頃だけは、少年と青年の間だった気がする)が、あまりにも清らかな音を奏でながら歌い、あまりにも自然な英語を発していた。

えと、俺って今奇跡を目撃してんの?コレは少女漫画の実写化?映画のワンシーンなの?

 

一番最初に思ったのは「破壊的パワーな笑顔やな」だった。演奏なんかしなくても惚れるわ。なのに最高な演奏するんやで?

こんなんが同級生だったら、嫌われるまで抱きつく自信があるわ、どうしよう。

 

『Honesty』『Your Song』こんな選曲するの?父上の影響か。古い曲に新しい魅力をふわりと纏わせて、伸び伸びと披露する不思議な少年

 

何かの間違いで日本に降りて来た天使やろ?

日本人に見えないもん…かと思いきや正反対…動画や写真によって別人かよと思うほど顔が変わる。ナニコレ。ホントにナニコレっ!!何度叫んだことか。

 

MVだってそうだよ。作品ごとに別人じゃね?5人くらい藤井風がいるよね?…と混乱は続いている。

歌い手になってなくても俳優にはなったでしょ、アナタ?もう謎が深まり過ぎて頭かかえる。

 

女性の曲も、風が歌うとより魅力的になる気がしてならない。

椎名林檎テイラー・スウィフトエイミー・ワインハウスとの相性は抜群。

椎名林檎の曲の美しさを、改めて教えてくれたのは藤井風だ。詞のパワーに幻惑されるけれども、実に美しいメロディに支えられた楽曲の数々。

テイラーの曲も風が歌うと、より詞の世界が鮮やかになり、心情の切なさが増す。『Wildest Dreams』は本家以上に好きだ。次のcoverが出るならぜひ収録してほしい。

女装シリーズの双璧、エイミーの『Rehab』と『矢島美容室 (通称 ネバダ)』は最高!

Mステで矢島美容室を見て衝撃を受けたという風少年。安室奈美恵と勘違いしたって…「美」と「室」でね、うんうん。はあ可愛い!

動画用にセレクトした部分も完璧だし、「だからミカタ」と歌う時の溢れるパワーは本家には無いもの。本家はアッサリめに歌っているのに、風は「ミカタ!」とめちゃくちゃ強い。笑顔も強い。

ああもう、最高なんだよ何やっても!!

 

あれもこれも好き過ぎるcoverばかりなんだが、ベストスリーを選ぶ…なんて無理だけど!無理やりやってみるさ、ああ!(キレるな)

⚫︎演奏のみ=『宝島』(吹奏楽アレンジ)

⚫︎邦楽=『come again』(m-flo

⚫︎洋楽=『Englishman in New York』(Sting

 

3作品とも、まぁ呆れ果てましたさ、いい意味で。素晴らし過ぎて泣き笑いだよホントに。

いや、ホンの一例としか言えない。これ好き、あれ好きで毎日が過ぎて行く。

演奏のみなら、キリンジの『エイリアンズ』も世界観へのリスペクトが見事。ピアノなのにギターが鳴くんだぜ!(感涙)

高校受験期の『U.F.O〜あの夏へ』も圧巻。鬼気迫るほどの演奏。入試でこれを目撃された先生方…諸々お察しいたしますデス。

邦楽なら『Rain』(大江千里作)も沁みる。等身大の風を感じられる一曲。

洋楽coverはHEHCの全てが素晴らしいけれど、それでも、決して高音質ではない過去動画にも惹かれてやまないのは、そこに風の息遣いがあるからだよな。

12歳の、15歳の、18歳、20歳の…その時々で真面目だった風。音楽と真正面から向き合っていた風。いつだって真剣だった、音楽の前で謙虚な美しい顔をしていた。

後追いでも、それを見られる喜び。YouTubeの中にある音の出る写真集。どうか永久に残ってくれと祈る。

 

いやぁ、改めて、YouTubeの未来を理解されていた父上が凄い!ホントにもう、里庄町に足向けて寝らんない!!

 

藤井風のcoverの、何が一番の魅力なのか。

色んな視点があると思うけれど、ど素人の自分が感じるのは、曲の濃縮化・明確化じゃないかな。

その曲はどういう曲なのか、を端的に示してくれる。

吹奏楽曲として有名な『宝島』は、演奏者や指揮者のレベルによって変化する曲だけれど、ピアノだけで演奏された風の『宝島』は、そうそう!(吹奏楽の)宝島のグルーヴはコレだよな!と思わせてくれるのだ。

圧倒的な楽しさ。豊かな広がり。宝島という言葉の持つイメージを余す所なく感じさせ、海風を全身に浴びる快感まで与えてくれる。「これこれ!」感が半端ない。

ああ、今の風で再録してほしいなー!永遠に聴いていたい。なんなら自分の葬式で流してほしい。

 

わずか3分から5分の動画に、自身の好きな曲をより引き立てるアレンジをし、絶対に飽きさせない。オチまで工夫して、人を楽しませることに全力。それを(中断期はあれど)10年以上も繰り返して。

退屈だと感じる演奏、環境音楽になるような演奏はひとつたりと無い。楽曲のエキスを浴びる我々は「濃いーよ」と思う間もなく、中毒性にやられてしまう。まさに「藤井風に殺られた」。アンタ稀代の連続殺人鬼だよもう!

 

藤井風の枠の無いあたたかさ、大きさ。cover曲達もその懐に包まれて、複雑な見かけの構造(それももちろん素晴らしい)を取り払われ、ピアノによる再構築で、より鮮明にその本質を見せてくれる。

これはこういう曲なんやで!と風が教えてくれる。えかろう、と優しく笑いながら。

こんな美しいメロディだったのか、と目を見張る。こんな音楽だったのか、と耳に胸に届く。

ありがたいなぁ、いい曲をいっぱい教えてくれて。ありがとう。と素直に思うのだ。

知らない曲の方が多くて、昔の曲の良さに撃たれて。

 

“きらりからの風”というスタートになった俺だけれども、知ってみたら、むしろHEHNの曲達にドハマリ。MVでは『へでもねーよ』最高!みたいな自分がいる。

もちろん『きらり』も大好きで、要するにどの曲も信じられないくらい全部好き!なんだけれど、風の曲について、「大衆受けする方向に持って来た」みたいに言う声がある。

独自性、クセの強かった『何なんw』などに比べて、一般向けに寄った『きらり』、みたいな。

 

ちゃうねん、ちゃうねん!

昔から風の中には「世界で愛されてきた音楽」のストックが山のようにあんねん。全部が血肉になってるねん。

あれもこれも全部わかってんねん、風は。

誰に受けるとか関係なく、その時作りたい曲を生み出してるのが藤井風なんよ。

作為じゃない、ありのまま。

風を自分のように考えたらアカンでぇ。自分の頭では風は掴めへんで。だって風やからな。

と、どこの方言かわからん言葉が出てくる俺なのだ。

 

 

うむ、今日も果てしなく長い。無駄に長い。

読み始めてしまったアナタ、ホントにごめんね。

 

風の動画から兄上とのコラボチャンネルにも寄港し、そこからの数多の寄港地にも…どこまで広がるこの世界。

チャリティCDで伴奏してる音源まで聴いた時には、風沼の深さにおののいたよ…。どこまで運ばれていくん俺?

 

魂の大航海時代は、まだまだ続く…みたいだ。

 

風後のあれこれ

かくして、藤井風に翻弄される日々が始まった。

1月の関ジャムで目覚めていたなら、3月の報道ステーション『旅路』にも間に合っていただろうに。

5月初めのビバラの配信にも、ねそべり配信にも間に合わなかった自分。

 

つまり、それらの見逃したあれこれが、一気に「さぁ見ろ、ほれ見ろ、これが藤井風だ!」と怒涛のごとく迫って来たということだ。

あまりの情報の大渋滞に「死ぬ」と思った。

これでも一応やるべき仕事もある、なのにゲームにハマって不登校になる中坊みたいなザマ。

廃人だこれ。風廃人になる、このままじゃ。

 

藤井風はしごく真っ当で、ただ自分の表現を真っ直ぐに届けてくれているだけなのに、それを見ている自分は廃人まっしぐら?

いかんいかん、こんなじゃ風に申し訳ない!

 

でもでも…延々と繰り出される動画を、止める術が無いのだ。

好きな娘とデートして帰る時間を忘れるのと一緒。いや、デートならいつかは終わりが来るのに、それ以上に理性がぶっ飛んで、「これ見たら終わりにしよう」が永遠に続くという。

「ああ、いい」「好きだ」という幸福の時間が、endlessだと地獄になるということを知った。

 

忘れもしない、先に藤井風を愛するようになっていた(この言い方しか浮かばん)友人は、俺が「きらり聞いてから、風氏のYouTube見てるよ、めちゃくちゃ一杯あって大変」とLINEで伝えた時。

「ありがとう。君は絶対にハマると信じてた。では、藤井風を解禁いたしまする」と、返信を寄越した。

「へ?」だよ。要するに、彼は待ち構えていた。

俺に藤井風を伝えたくて伝えたくて、待って待って待ってくれていたのだ。

それほど、晴れ晴れと共有したい宝だったのだ、藤井風という宝石は。

 

無理に押し付けたら嫌がる俺を知っていて、でも風を知れば必ずハマると確信していた。

……ヤツの友情にも泣けた。そんなふうに思えるほど藤井風は特別だったんだな、ヤツにとって。

 

まだ最近の風を知らない俺に、ヤツがまず勧めたのは『HAPPY GW - Piano Live Streaming ねそべり配信』

ピアノライブ!おお願ったり!わかった、見てくるね。←この時点で「ねそべり」は意識に入ってない。

「ビバラのバキバキ風さんに心臓を持ってかれた我々は、いつもの風を渇望してた。そこへこのねそべり配信。最高!」と謎の言葉が返って来た。

?ねそべりとは何じゃ?

ま、見てみよう。

 

動画スタート。

 

はい、ブッ飛びました。

 

ピ、ピアノ弾く本人が寝そべって、る!!

寝……

 

開いた口が塞がるまで何分かかったか。

最初の衝撃が去ったら、別の衝撃が。あらゆる曲を弾くわ弾くわ…何なん!!天才!!いや知ってたけど。YouTube見て、知ってはいたけど!!

改めて、とんでもない人に惹かれた罪の香りに打ちのめされた。

 

昨年のねそべり(2回)やら、正月のあけおめ配信やら。

もちろんHEHNに収められた曲たちのMV。

加えて無尽蔵のYouTube動画。

頭おかしくなってもしゃーないやろ?(涙)

 

最初に見た、ねそべり配信で確信した。

コレに惚れないヤツなんかいない。この技量、この歌声、この人間性

ああ、自分は普通の男で良かった。恋愛対象が男ではない男で…(いやもうワケわからなくなってるが)

もし女性で、彼に惚れたならたまらんな、と思う。辛かろう。幸せだけど、辛かろう。よしよし。

などとラチも無いことまで思ってしまう。

 

藤井風、罪の香りったあアンタのことだ!

(いや暴言です、すみません)

 

まともに、彼の曲を語りたいんだよ。

でもそこまで行かないのだ、まだまだ自分の現状にワタワタしてて。

この1か月の熱狂ほどに、自分の身を焼いた経験は初めてだ。恋愛感情にも似ているが、もっともっと尊敬の念が強い。

彼の美しいピアノの、光の粒を浴びる時、3歳からずっと、どんなに音楽を愛して来たんだろう…どんなにその身と心と時間を捧げて来たんだろう…と胸が一杯になる。

 

こんなに愛したから、愛されたんだな音楽の神に。音楽の神から使命を与えられたから、コロナ禍の世界にデビューしてくれたんだ。

いやホントにゾッとする、藤井風のいないコロナ世界を想像すると。

 

辛いことばかり、生活も心も苦しくて、それが自分だけではない、世界中の問題で。耐えるしかなくて。

愚痴も叫びも浄化してくれる藤井風の音楽。

孤独に泣いていた魂を包み込む藤井風の音楽。

天に感謝するしかないよ、風を送ってくれたことに。

 

 

Twitterから沢山の励ましの声をいただき、本当にありがとうございます。

無謀にも藤井風氏について語りたいと思った気持ちを、暖かく迎えてくださった先輩諸氏の皆さま、心から感謝申し上げます。

個々に御礼はできませんが、ここの記事にて、皆さまと繋がっていけたら幸いです。

色々と失礼があったらご指摘ください。

今後ともよろしくお願いいたします。

 

風前・風後

初めて書くはてなブログ

自分のための備忘録なので、無駄に長い。

もしかして読んでくれる人がいるなら、長文大丈夫、という方だけ、よろしく。

 

 

思い出しても自分を殴りたくなるのだが、昨年(2020年)の10月29日、遊びに来ないかと誘われ友人宅を訪れた。

夕食を共にしたが、何やらソワソワと落ち着かない友人。

少々興奮気味、嬉しそうで不安そうな顔。

もしかして好きな女性でもできたか?俺に紹介する気か?などと思っていると「あのさ…今から配信ライブがあるんだけど…一緒に見ようよ」と。

 

は?配信ライブ?…一度たりとも彼の口から聞いたことの無いフレーズ。

え、有料なのか?お前が配信ライブなんて、マジ?

いや、配信とかお前、わかるの?(超キカイ音痴だよね)

混乱していると「今から弟が来て、全部やってくれる」…ってオイ。

「藤井風さんっていうんだ、知らない?」

「今日が初武道館」

「今年デビューしたばっかりなのに武道館!」

 

ああ?知らない。全然知らない。聞いたことも無い。

弟が来る?じゃ2人で見たらいいよ。俺はテレビでも見てるわ。

 

友人は残念そうな顔をしたが、心は武道館ライブではち切れんばかり、俺のことは放置と決めたようだ。

あの時、帰るでもなく、隣の部屋でぼんやりテレビを見ていたんだ俺は!

寝室に籠もった友人と弟が、静かに静かにと声をひそめている気配を感じながら、カケラも関心が無かった俺。

時間を巻き戻せるなら、土下座もする!俺にも見せてくれ、そのライブを!!

 

配信が終わり、紅潮した顔の友人がリビングに戻って来た。

第一声「あああー緊張した!」

へ?「良かった」でも「スゴかった」でもなく、身内か?みたいな反応。

心底脱力してんじゃん。どれだけ固まってたのかキミは。

「風さん(いや何でさん付けなの、お前)も緊張してた、でも良かったあぁ」

そりゃデビューして間も無い新人が、初の武道館なんだろ、緊張して当たり前だよね。

「いや、風さんはそんな…武道館なんて超えて、世界に向かって歌ってるから」

 

……どした、俺が名前も知らない新人に、その入れ込み方……

あ?もしかしてカゼって、女の子?

アニソンとか歌ってんの?

 

言うんじゃなかった。

悲しい顔をしたヤツは、「そのうち、分かるから」とだけ返しやがった!

 

そして、「そのうち分かる」日がやって来た。

 

年が明け、2021年となった。

さほど流行りの曲に関心も無い自分は、普段は見ない番組を、なぜか見ていた。

関ジャム。音楽プロデューサーが選ぶ2020年の年間ベストテン!

ふーん、と見るともなく見ていた目に「藤井風」という文字が飛び込んで来た。

 

あれ?これって。スゴイじゃん。3人が3人ともベストテンに入れてる!1位、2位、5位!

ヤツが喜ぶかなとLINEしてみた。

「関ジャム見てる?お前の推し、すごく高評価されてるよー」

彼がウキウキで返信してくるかと思ったのだ俺は。

ところが。

「うん、見てたよ、関ジャムは大事」

何だよ、そんな反応?

推しが褒められてんだよ、もっと喜ばないの?

 

後で痛感することになるのだが、藤井風にハマった人間は、藤井風が褒められるなんてアッタリマエだと思っている。

いくら高評価や絶賛の言葉があっても、そんな評価じゃ足りないもん、まだ言われ足りないもん、てな感じ。

というか、周囲の高評価は嬉しいが、それは藤井風本体とは直接関係ない…くらいのキモチ?

 

変な奢りとかではなく、絶対の自信があるのだ、藤井風に対して。

シンプルに、清々しい一本道を見ているような。

どんなことが道の周りで起こっていようとも、この道は堂々と悠々と、歩く人を守り導いてくれると確信しているような。

 

ま、ともかく、その夜の関ジャムが、「藤井風」を認識した(ちゃんと脳に刻み込んだ)最初となった。

しかし、まだ曲を聴こうとも思わないまま、時は流れ…。

 

ある日、テレビから聴こえて来た曲に、心が踊った。

お、いい曲じゃん!好きだ〜!

HONDA党の自分、気に入りの車のCMには、いつもセンスある選曲がされていて、今回もよき!と思った。

誰が歌ってん…と小さく表示された名前を読んだ。

 

藤井風!

おおおーーキタか!

 

へぇぇ、今回のCM曲、藤井風なんだ。

(あいつ喜んでるだろな)

いい曲だ、好きだ、と思い、藤井風を聴いてみようと初めて思った。

 

YouTubeで検索すると…あるわあるわあるわ…呆れるほど大量の、子供時代からの藤井風が!

 

同好の方々ならばお分かりだろう。

 

はい、その日から無限ループ。

もう天国なんだか地獄なんだかわからんわからん…。

「たすけて」との思いが、ついにこのブログを書かせている。

 

もう、何か書かないと、語らないと、自分が暴発しそう。

持て余した熱を放出しないと。

 

はてなブログをワクチン代わりに、何とか自分の身を守るしかないと思い至った次第。

 

 

長き、風前と風後の自分的ストーリー。

なぜなぜ、あの貴重な武道館ライブを無視したのか!殴りつけたい自分を!

 

もちろん今はHEHN、武道館Blu-rayを手に入れ、復刻再販されたHEHCも買い、2枚目のアルバムを待ち焦がれる日々。

完全に「くださいください」な下僕と成り果てた…初めてだ、こんな心境は。

 

藤井風は脳神経のどこかを狂わせる。

でなきゃ、毎晩毎晩YouTubeに溺れない。

いつもなら働く自制心が機能しない。

どうして俺は、12歳だの18歳だのの男子の動画を、ゲロ吐きそうなほど見続けているんだ。

 

彼が天才だからだろ、という声が聴こえる。

とんでもない努力に裏打ちされた、人間の価値を見せてくれるからだろ。

好きなことを一心にやり続ける姿が、泣けるほど美しいからだろ。

邪気や邪心や、常に俺らを狙う醜いモノから離れて、素直で純粋な魂で包んでくれるからだろ。

そう、藤井風の音楽と人物に触れている間、俺はとんでもなく安心して、幸せなのだ。

幸せにしてもらったのだ、23歳(今はもう24歳)の男に!

 

一時の熱狂かとも自分を疑う。

でも一生のトモダチを見つけたのかとも思う。

これからの人生に藤井風がいるなら、ああ、自分は幸せに生きていけるだろう。

 

先に風を見つけていた友人にも感謝。そしてお詫び。

ヤツの先導が無かったら、いまだに風を浴びていなかったかも知れない。

あの配信ライブの日に戻れるなら戻りたいけれど、もう悔やむのはヤメだ。

これから広がる世界を楽しむ自分でいよう。

 

 

長々と…アホっすマジで。

藤井風と出会うまでの、無駄に遠回りした時間。

10年前に出会いたかったと思っても、いやいや、今出会えただけで幸せだ。

ちゃんとギフトを受け取れる自分で良かった。

 

これから、彼の作品や人となりや、ともかく藤井風に関することを、書いていきたいと思う。

批評めいたことはできない、単なる自分の放熱に過ぎないけれども。

 

もう夜が明けた。

在宅で自営業の自分は、時間だけは自由になる。

その時間をどう使うのか、今はその一部を藤井風に捧げたいと思っている。

 

今日も感謝からスタートしよう。