藤井風を語る真夜中

風という病に侵され…語らせたまえと願った。

8月26日未明から朝へ(超長いよ)

ついさっき風っちからポストあり、アプリに書いてくれたメッセージをインスタにも。『わしらズッ友!』認定の嬉しきことよ。しかしまだ起きてんの?

2日間で14万人、生配信で28万人、アーカイブで今312万回(!)の視聴。これだけの人を抱きしめて、幸せにしてくれた風っち。我らをズッ友に、世界中をBFF(Best Friends Forever)にしてくれるために全身全霊を捧げてくれた。

その身を使い果たした熱がまだ引かないんだよね。どんなに疲れていることか、それでも神経が燃えたぎって眠れないでいるんだ。

昨日からアーカイブを観て、何という記念碑的な作品だったかと改めて感動している。

スマホならOKだけど、(我が家の)50インチのTV画面に映すとやはり荒い画像。これを残さないのも分かる。あと半日で消えるアーカイブ。しかし絶対に円盤化してくれるよね、ずっずさん!!

お願いします。最高のバンド、最高のダンサー、最高の演出家・監督が作り上げた、現時点での藤井風の最高を残さない選択肢は無いはず。もちろん最高の画質で。

そしてこの公演を終えて、またアジアツアーが始まろうとしている。凄いな…風っちを求める世界の声はもう止め処(ど)がない。

 

こんな時間だけど、僕も寝られないし(昼間に寝た)再度アーカイブを視聴しながら、感想を書いておこうと思う。…完全に朝になるな。😆

 

画面を見ながら感じたことを雑多に語ってみるだけなので、勘違いもあれば勝手な思い込みばかりだと思う。ご容赦くだされたく。

 

オープニングの“客席風っち”の映像は何なん。どうやって用意したん? 2日目は実際に客席からスタートしたらしいじゃん。ホンマにスゴ過ぎ!そして同じコトはしない。最初から愛しか感じないようにしてくれる。

そっからの“芝の上のピアノ”へ向かう風っち。緑が鮮やかに美しい。3年前の無人日産スタジアムを、今綺麗に昇華させた。満席のスタジアムにピアノを響かせて。たった1人でスタジアムに立った風っちを支えてくれた芝に感謝して。

3年前にはなかった曲『grace』を芝とスタジアムに捧げた風っち。

そしてバンメンさん達がステージに。巨大なスクリーンには『Feelin' Go(o)d』MV衣装の風っちが映る。

もうさ、ハリウッドの映画スターやろコノヒト。ホンマに見惚れるしかない。

 

風っちもステージに上がり、歌い出す。明るい空の下、岩山の一角に作られたガレージと階段などのセットが見える。道標には「過去」と「未来」。つまりココは「今」。我々の今、若き藤井風の今。結局のところ時間には「今」しかない。今を生きるで我々は!とセットが宣言している。

歌い終わり、MJオマージュかと思わせるフリーズ。こんなことも風っちがやると軽やか。MJもきっとニコニコして見ているよ。

 

『花』が流れ始める。下から風が吹くステージ演出にちょっとホッとする。パナスタではかなり汗だくで大変そうだったから。あれは10月だったのに、ステージ上はあんなに暑いんだなと。今回は少しでも涼めたなら良かった。

でも風でシャツの裾が巻き上がるのを気にしてる風っち。ホントにかわいい。育ちの良さが隠せないとこも好きだな。

 

このSHOWはアナタのSHOWでもあると観客に。全員で一緒にSHOWを作ろうという決意。

歌い方の指南があって『ガーデン』に。風っちが端から端まで歩き回るので、ステージの広さが分かる。端っこまで作り込まれたセットが見事。

演出も舞台セットも、どこか緩さを残すのがダッチ監督。キメキメの隙の無さよりも、土の匂いが感じられる作り込み方。

 

久々に聴く気がする『特にない』。指パッチンひとつで、自分を解放する曲。ステージに寝転がり、自由なんだ、自由でいいんだとみんなに教えてくれる。背景はゆっくりと夕刻に向かって動く。

 

ここで電動アシスト自転車が登場。『さよならべいべ』を歌いながら場内を一周。手を振りながら、なんなら観客の顔を見ながら自転車を漕ぐ。…いや危ないて。歌いづらそうやし。イヤモニの調子も難しそう。

こんな巨大スタジアムでも、このサービス精神。見た目の天使っぷりと内面がこんなに釣り合った人間がいるのかよと何度でも驚く。

 

光と音の未来的な演出。バリバリにクールでカッコいい演出も本来のダッチ監督のお仕事。やってんなぁ監督!!とニヤニヤしちまったよ。

そこから『きらり』へ。肌が透けるシャツにダボダボのパンツ。この衣装、藤井風でなければ事故物件だろ。他の誰が着こなせるん。

ダンサーさん達と椅子を用いたダンス。相当に練習したんだなあ、キレキレでカッコいいったら!このダンスシーン見事だった。

 

椅子ダンスに出てなかった3人が現れて『キリがないから』のロボットダンスへ。この曲も久しぶりな気がする。いい曲だよな〜。ダンスもカッコよかった。風っちって人は伸び代のバケモンやな。

 

一転、酋長衣装を身につけた風っちがスクリーンに姿を現し『燃えよ』へ。パナスタで熱さにビビった特効の火炎が噴き上がる。容赦ないなダッチ監督。客席もかなりの熱に違いない。焼き野菜が出来ちまうぞ。

お約束のキーターを奏でて燃え尽きた。

 

夕焼けが広がり、大きな太陽が沈み始めるのを背景に『風よ』。燃える空に照らされる風っち。鳥達が巣に帰り、木々を揺らす風も吹いてくる。

スクリーンに描かれる夕景の美しさ。その中に座ってピアノを弾く風っちが比類なく美しい。

 

風が流れて宵闇がやって来る。それに似合う『ロンリーラプソディ』。

お決まりではあるが、これこそ風っちの本質とも言える呼吸法指南。僕らがちゃんと、風っちの言う通りの呼吸が出来るなら、何の不安もないのだ。夕暮れてひとりぼっちで歩く僕でも、同じ呼吸をする仲間だよと風っちは肩を抱いてくれる。

 

ここで今回のご当地ソング。横浜と言えば湘南。湘南乃風の曲【恋時雨】を。ご当地カバー曲を忘れないのも風らしさ。

 

『死ぬのがいいわ』になり、風っちの顔が赤に染まる。しかし、“世界で一番聴かれた日本の曲”にも輝いたこの曲が、シングルカットもされてない曲だなんて。今更ながらどんな奇跡だよ。あり得んコトが起こる藤井風界隈。これからもきっと奇跡の連続なんやろな、覚悟しとけよ自分と思う。

 

ダンサーさん達のソロをカッコよく見せて、サキソフォン風が登場。もうエグいくらいカッケーー!!

『Workin' Hard』で仕事に苦悩する赤ツナギの青年が出て来たと思ったら、Windy@ちゃんの製造ラインだった!あはははは!

そんなに苦労してるのか、ツライよな…とばかりに失敗しては嘆く赤ツナギがたまらん。何その絶望感。ホンマに役者やのぅ。

歌ってるのはめちゃカッコいいお兄さん(年下に見えねー)なのに、後ろで盛大に笑かしてくれるからスゴイ。

 

TAIKINGさんのイケギターで始まる『damn』は、佐治さんのドラムスもカッコいい。照明も爆イケ。しまいにはあの変顔。どんどん進化(?)してるのがスゴ…コワイ。笑

 

青春ソングに、より青春ぽさをまぶして唐揚げにしたみたいな『旅路』。こんなやり方あったんか!と目を見張る。“青春と言えばザ・ブルーハーツ”な世代がいると聞く。風っちは歌い方も、同じ岡山県出身の大先輩、甲本ヒロトさんをリスペクト。学園祭のバンドかのようなノリで歌っていた。ロックテイストの旅路にバンメンさん達も爆アゲ。

風っちがエアギターの格好をすると、TAIKINGさんが笑ってた。いい笑顔!

いや〜どんなアレンジもアリやな、素晴らしい。ヤフさんの引き出しも無限大。しっとりセピア色のイメージだった旅路が、キラキラした青春ソングに生まれ変わったよう。マイった。

 

ガシガシに弾けた気分から『満ちてゆく』へ。風っち、歌唱力オバケだな。

やっぱりこの曲大好きだ。

背景の空は深い夜になり、流れ星も見える。どこか気怠い夏の夜に、愛する人を思い、愛し切れなかった自分を思い、歌う。それでも最初から満たされていたんだと知るための曲。

広い広いスタジアムが、少しずつ光で満ちてゆく。ひとりひとりのスマホのライトが星になる。風っちの言った「アナタのSHOW」が現実になった。

みんな素晴らしいな、美しいな。みんなが見せてくれた景色、忘れないよ。

最後、自分の墓に行き横たわる風っち。満ちて…ゆく先はそこかも知れないな。

 

でも!まだ終わってないぜ、まだ青春だぜ!と言うように『青春病』が流れてくる。起き上がる風っち。

階段を行き来するたび、ダボパンツの裾を踏んづけて転ばないかとヒヤヒヤ。でも階段での青春ダンスは良かった。

仲間達と自由に歌い踊る。スタンドマイクが出ると、野ざらしダンスを踊る期待でワクワク。絶対一緒に踊りたいよね。 

 

やり切った気分の中、一旦ハケてから「仲間を紹介させてください」と、ダンサーさん達、バンメンさん達を紹介。

今回は自然がテーマでもあるからか、風っちもバンメンさん達も、グリーンかブルーが基調の衣装みたいだね。

いよいよ終わりが近づいた感じで、寂しさも混じる。

 

紹介が終わるとすぐに『何なんw』。やっぱり鉄板のデビュー曲。

この時に、ステージ上にスタンドマイクがセットされていて。風っちは邪魔とばかりに舞台下に落としてた。

スタンドマイクが出ると、まつりやなと思うじゃん(笑)風っちは(分かってても)内緒にしたかったんだよね。ダンサーの邪魔にもなるし、出すの早ぇーよって気分だったと思う。どんな時もステージ全体を見ている。みんながより良く見えるよう気を配ってる。さすがだよね。

屋上にあるピアノまで駆け寄るわけにはいかず、いつになく(笑)余裕を持って最後のピアノソロを弾き切り、完了。

 

「どうせ何とかなります、何があっても」「どうせうまくいく」ポジティブなパワーをみんなでシェアしよう、仲間としてそこんとこヨロシク。みたいな話が最後のMC。

「次の曲やらんとオレらの夏終わらんくね?」と言って『まつり』。

最高だぜ、風っちのステージは『まつり』で終わらなきゃ!

扇子🪭ダンスが新鮮だった。ちゃんと音をたてて扇子を開く風っち、カッコいいよー!

スクリーンに花開く花火たち。そして実際のスタジアム上空にもあがる花火。めでたし、めでたし。

 

深々とお辞儀して歌い終わると、また自転車にまたがりアリーナ外周を回る風っち。

その間を演奏と歌声でつなぐバンメンさん達が素敵だった。ボーカルのお2人いいね!このお2人のおかげで、風っちはより自由に歌えたと思う。本当に感謝したい。

自転車を戻すと、ササッとハケて行った。アンコールは無いし、アッサリ消えてしまう不思議な人(初めての人はそう思ったはず)でもこれが藤井風なんよ。

 

MCは極力少なくして、まさにSHOWとして無駄のない構成でやり切ったステージ。優しいのにキリッとして、澄み切った濁りのない空気感。

見終わった感想も、ただただ清々しい。藤井風のステージからは清浄な香りしかしない。それが風の香り。

あまりに清らかで懸命で一途なのに、柔らかくて優しいから、安心して身を委ねているうちに刻が過ぎてゆく。

 

風っちの頸(うなじ)を見るたびに、中学生の風っちを思う。愛されて育った清潔な子。愛された以上に愛して育った素直な子。夢を秘めて、もがきながら、おどけながら、やるべきことを見失わなかった子。

近くにいて、友達になりたかったな。でも今「ズッ友」だと言ってもらえた。

風っちの心を感じて、風っちにふさわしいファンとなって、またいつかステージの風っちに会いたい。

 

凄まじい成長オバケな藤井風をどうにか追いかけて、自分も成長したいなと思う。

日産スタジアム公演、本当に最高だった。最高を見せてもらえた。

風っち、チーム風の全ての皆さん、共にSHOWを作ってくださった参加者の皆さん、心は共に日産スタジアムに在った皆さん…この2日間の全てに感謝して、長い長い感想を閉じる。

 

アーカイブは318万回視聴になっている。

あと7時間と少し。悔いのないよう観られる人は観るべし!そして早く円盤化を、なにとぞ!!🙏🙏

 

【追記】

アーカイブの期間延長決定‼️やったーー‼️👏👏

良かったな〜❗️いつまでかは未定だけど、素晴らしきLIVEをまだ胸に刻める。ありがたし。

なんかもう優しき世界。風っち、ずっずさん、ダッチ監督、本当にありがとうございます‼️