藤井風を語る真夜中

風という病に侵され…語らせたまえと願った。

『grace』と『RSR』

全身“多幸感”に満たされ、ちょっと身動きできないくらいの衝撃が、続けざまに。

 

まずはスペシャTV特番を視聴した。19時からほぼずっと観ていて、どの出演者も1曲か2曲なので、まあ38組もいるからな〜仕方ないか…と思いながら、風っちの番が来るのを待った。

まずはバウくんの『踊り子』から。そっか、この曲と、あとは『まつり』やってくれるかな?と思っていると2曲目『恋風邪にのせて』が始まり。あ、バウくんの曲だけで終わりか〜2人の仲だし、まあいっか。と、え?ヌーさんの『vinyl』が!本番でヌーファン界隈も騒然となったあの演奏も?!息が止まりそうになった。

3曲という、本日の特番で初の扱いにビビりつつ、圧巻のピアノアレンジに聴き惚れて終わった。…ら、『祝日』だと!!この時点でトリハダ。相当なビッグネームでも1曲で終わってたよ? スペシャTV、マジか…。

あまりの特別扱いに、誰彼なしに頭を下げたい気分。いくらなんでもこれで終わると思ったら『オーケストラ』まで!!

呆然とする、ってこのことやな。時間が止まり、息が止まった約12分…。最長も最長な尺を頂きました!!😭

その代わりと言うか何と言うか、自身のオリジナル曲は無し。だからこそ、の5曲披露!

本来なら出演していたはずの4組の曲を。特別扱いではあるけど、カバーのみってコトで許してくださいな。(誰に言ってる?)🙇‍♂️🙇‍♂️

藤井風にしかできないよ、前日と当日のたった2日で。選曲し、ピアノアレンジを作って、弾きながら歌うなんて。それぞれの表現者に寄せながら、藤井風の歌にしてしまう力量と誠実。風っちの真心が北の大地に伝わったと思う。

ホンマに真夏の夜の夢か、幻か。凄かった。よくやったな風っち。今さらながら感嘆する。

昼間の景色から、日が落ちて、花火も上がり。風っち出演時は深夜。やがて夜明けを迎えるまで、長い長い時間の流れとともに、北海道の大地と空と海に包まれた会場を、我々も体感させてもらえた。

今夜、5曲も聴かせてくれるサプライズには、心から感謝しかない。スペシャTVさん、RSRさん、本当にありがとうございました!!

 

そして日付けが変わり、0時となった。

始まる直前の待機人数が2.3万人。終了時には5.3万人。今見たらもう視聴17万回超え。

17万人がこの深夜に多幸感でイッパイかと思うと、胸が熱くなる。

このMVは、人を幸せにする。温かなもので満たしてくれる。

ちょっともう有り得ないくらい素晴らしい作品。何もかも最高な藤井風のMVだけど、自然に頭も心もうっとり🥰🫠になるのは一番かも。

全編、インドを旅する青年の個人的なムービーみたい。演技でも何でもなく、ただそこに存在している青年。どの瞬間もひたすら美しい。

あのNYで撮影された『何なんw』、あれほどNYが似合うと思った風っちが、インドに溶け込んで何の違和感も無い。

キメキメの衣装も、ゆる〜い衣装も、何でもピッタリ着こなすのは、中身が変わらないから。どこまでも「わし藤井風やで〜」だから。気取りもしない、無理もしない。衣装でも真っ裸でも同じ、藤井風がそこにいるだけ。

 

インドを旅しながら、神の姿に触れながら、青年は気付いていく。自分と、自分の中にいる神(のような存在)、そして他人。この3つはひとつなんだと。自分の中に神がいるなら、あなたの中にもいる。互いに唯一無二であり、同時にひとつである。

 

“泡沫”(うたかた)という言葉がある。水面に浮かぶ泡。浮かんではすぐに消える、儚いものの象徴。

水面に浮かんだ時は、ひとつの泡として目に見える。しかしすぐに消えて、水そのものに戻る。この泡と水の関係が、我々の人生・生命かも知れない。

“恵みの水”である場所から、生まれては戻っていく我々。立派な泡になろう(笑)と頑張って生まれるが、泡が消えた瞬間、水に戻る。

たくさんの泡も、水というひとつのもの。アナタの泡とボクの泡。違って見えても、同じ水。

ひとつの水だと認識すれば、アナタもボクも同じ。同じ恵みの水に生まれた者同士。

 

同じだと気付けば、【あなた】は【あたし】。だからすべてはあなたのgraceであり、あたしのgraceである。

「儚い世界だ」と知っているからこそ、永遠の水たまりを欲する。永遠の水たまりにいるのだと知れば、何も恐れることはない。浮かんで消えて、愛という安心な水に戻るだけなのだから。

泡沫は、綺麗な虹色に輝くこともある。泥水でしかないような場所でも、キラキラした陽を映すこともある。

同じ泡沫なら、より綺麗に輝きたい。輝く泡を讃えたい。そしてまた水に戻って、輝く泡も泥の泡もひとつに混ざり合って、また生まれる時を待つ。

 

妄想、幻想の類だけど、俺の脳内には、こんな世界観が見えた。

ガンジス川に浸かる風っちは、自立と融合の象徴。

藤井風が我々に見せてくれる世界は、誰も区別しない、優しく溶け合った世界だ。

風っちと同じ水に生きている。俺の周囲も俺が綺麗にしよう。風っちの周囲のような澄んだ水になるまで。そんなふうに思って涙ぐむ。

 

「ひとつになろう」と“神様”と手を重ねる風っちの、底なしに深いまなざし。美しく、切なく、あまりに無垢で。穢れない瞳に射抜かれて固まっていると、曲もブレイク。自分の息が止まるのが分かった。そこからのサビの開放感たるや。解放され、開放され。

「あたしに会えて良かった」最高のフレーズ。魂が震える。藤井風のつよさ、やさしさ。それを支える信念が、この言葉に結実している。

我々、自分に会ったことあるのかな? 本当の意味で自分を生きてるのかな。

ちゃんと自分を見つめて、出会えて良かったと、自分を肯定しよう。大切にしよう。愛そう。

自分を愛することができた時、あらゆる束縛からもしがらみからも自由になる。自由に生きていける自分になる。その境地を、みんなにも知ってほしい。そんな人類愛に貫かれた、風っちの楽曲。

こんなテーマを歌にしてくれる藤井風。しかも明るく晴れやかな曲にして。笑顔がいっぱいのMVにして。

深夜にひとり、泣いとります俺は。🥹

 

タイトルがヒンディー語でびっくり!笑

ディレクター QQQとは? Qが3つでサンキューなのかい?😆

そしてアイコンは子供達(大人も)と踊るシーンを白黒で。淡い色合いにしたのは“グレー”スだから?あははは

 

風っち、またまた素晴らしい作品をアウィガロゥ。

毎回毎回、感動の嵐で身が保(も)ちまへん。

アウィガロゥとタスケテが同時に身の内を駆け回っております。

 

みんな寝られるか?😂

幸せやなぁ俺たち。ぐすぐす。(泣くな)

徹夜するもよし、夢で会いたい人に会うもよし、笑顔で朝を迎えようね。

俺は、スペシャTVで3時半から『damn』MVが流れるので、それを観たら寝ようかな。

『damn』に続いて、インドからの多幸感。ホンマにホンマにありがたし。

俺らのFujii Kaze、最高の上いく最高じゃね?万歳しながらベッドにダイヴするよ!🤣