藤井風を語る真夜中

風という病に侵され…語らせたまえと願った。

目も耳も心も開いて

この数日、みんなお疲れじゃないかな。風っちもたまには早めにゆっくり眠ってほしいな…(どの口が言う😅)

 

今日一日でここを覗いてくれた人数が15,000人を超えてた。最近ではパナスタ16日直後の投稿に次ぐアクセスとなり、みんなの関心の大きさを痛感。

こんな長文💧を読む気になるくらい、藤井風を思う人の多さに驚く。昨日から心配してた人、たくさんいたんだよね…。

 

一応の整理が出来て、自分的には気持ちは落ち着いた(と思う)のだけど、もう少しだけ後片付けというか、今後のために確認しておきたいなと思う。

もういいよ〜終わった話だよ〜と思うのは、差別されたことのない(と思ってる)人だけだろう…と、俺は思う。現在進行形の“差別”と我々はどう対峙していくのか、藤井風ファンとしてどうあるべきか、もうちょっとだけ考えておきたいのだ。

 

午後になって、風っちがより詳細な説明を投稿してくれた。

『最初のツイートで明確にしなかったことを後悔、混乱を招いた』と再度のお詫び。みんなが心配のあまり騒いでること、全部知っててくれたんだよね。

最初に指摘してくれた海外のファンの方は『Nワード』(使ってはならない差別用語)が含まれた動画が削除されたのを見て、ご本人の投稿も削除された。これ以上は触れないという意思表示だと受け止めた風っち、その思いを尊重したからこそ、詳しくは触れずに謝罪だけした。ということだったのだろう。その配慮は風っちらしいし、気持ちはよく分かるよ。

 

SNSで一瞬でも公開されたなら、瞬間的に数千人、数万人が“目撃”する。投稿は消えても「アレは何だった?何が起こった?」と、いつまでも心からは消えない。そして、又聞きの又聞きが拡散し、誤解や勘違いが量産されていく。

その難しさ。当事者間で解決のついた問題が、第三者の間で騒動となり、思いも寄らないカタチに変容していく。

今回に関して言うなら、ひとえに風っちを愛するがゆえ。ファンは見て見ぬふりは出来ない。見てなければ余計に。心配ばかりが膨らんでしまう。

風っちもきっと理解してくれるはず、本当は重荷かも知れないファンの“キモチ”を、置いていく場所はないのだと。一緒に連れていくしかないのだと。……ホンマにごめんよ風っち。🥺🥹

 

我々ファンも、今回の問題を「風っち大変だったね、お疲れ様!」で済ますわけにはいかない。

現代社会の中で、ある人間の生殺与奪の権を握っていると言ってもいい問題だからだ。

あらゆる国にあらゆる種類の差別がある。有色人種への差別、特定民族への差別、性別による差別、経済力による差別……基本的に人間は「自分とは違うマイノリティ」を差別し利用しながら生きてきた。

その歴史や背景を「知らなかったでは済まされない」というのが、現代社会の常識だ。だが、今回の問題を「許せない」と思う人がいたとして、例えば日本における差別の歴史を知っていると言えるだろうか。我々は互いに“他人の痛みは知らない”自分ではないだろうか。

 

「正しい現状認識をしよう」というのが、今回の学びだと思っている。常識は変化する。だからこそ、“今現在の世界の常識”を我々は認識しなくてはならない。

今後、いや今まさに“世界で活動する藤井風”を応援する我々だ。実情を知らずして、狭い世界観に安住しているわけにはいかない。

俺が「風っちは悪くないんだから(悪気はないんだから)謝らなくていいよー」と呟いてしまったら、「藤井風のファンは差別主義者である」と、キレイにラベリングされる。それが今の世界だ。

我々も襟をただし、背筋を伸ばし、風っちに相応しい言動をする。出来ない時は黙っている。反射的な言動は控える。

全てを愛から発想する。愛から想像すれば、人の痛みも察することが出来る、はず。

 

難しくしてるわけじゃないよ、ほとんどは今まで通り楽しんでればいいだけ。ただ何かが起きた時、自分の反応がどういう意味を持つか、考えられるファンでいたい。日本の常識は世界の非常識、なんて思われないように。

 

我々も有色人種として強烈な差別を受けることはある。誰かに差別され怒った人が、また別の人を差別し攻撃する。そんな連鎖は日常茶飯事。

そんな世界に「愛だけ」で歩き出した風っち。我々が同じ決意で一緒に歩かなくてどうすん。今回の件を同じ重さで、自分ごととして受け止めなくてどうすん。

長い苦しみの歴史を生きてきた、今も生きている人々に、知らなかったこと、気づかなかったことを、風っちと同じ心で深くお詫びするのが、俺たちのやるべきことだと思う。「悪意のない無知な自分」を申し訳ないと心を込めて。ひとり静かに。

 

重くてごめんね。でもこの重い重い問題が、この世界の元凶であり、あらゆる分断を生んでいるんだ。全ては「他者への無知、無理解、無慈悲」から生まれる。

この問題はもう終わり!と俺が思った瞬間に、俺は差別と分断に寄与する人間になる。

風っちが強く潔い心で受け止めた、同じ心を俺も持ち続けよう。

この問題を忘れない、現在進行形の世界で自分が出来ることをする。学び続ける。風っちの背中を見つめながら。

 

風っちはHEHN顔で笑わせてくれる。エンタメのかたまり。でも、世界には、ある肉体表現がNGという国がある。ある表情、ある指づかい、ある姿勢……何がNGか、国や地域の常識も知らなかったでは済まない可能性がある。

そんなことも、これからは考えていかないと……世界に出るのは、そういうことなんだね。

 

ツーショットのインドの少年が扮しているのはシヴァ神だと教えてもらった。頭に三日月🌙の飾りがあるから、と。

知らんがな!笑 😆 でも知ってる人には常識。知らずに他人様の神様を軽々しく口にしたらアカンわな。色々諸々申し訳ないことばかり!

 

日々誤り、日々謝り、反省し、次へ進む。その繰り返し。

愛から物事を見て判断して、失敗しても腐らず卑下せず、上手く行っても驕らず慢心せず。言い訳せず、誤ちは認めて、自分を厳しく律して。

つまりは風っちのような人に、俺はなりたい。笑

 

みんながザワザワして疲れてるところに、また疲れる話してごめんねでした。🙇‍♂️🍀

 

風っち、今回の学びは厳しくも尊い経験になりました。本当にありがとうございました‼️🙏✨