藤井風を語る真夜中

風という病に侵され…語らせたまえと願った。

アルバムベスト50

音楽誌『MUSICA』年末号が届いて(風っちの特集から購読継続中)この1年の音楽シーンを振り返る特集がされていた。

『THE 50 BEST ALBUMS OF 2022』ということで、MUSICA編集部が選出した年間ベスト50のアルバムが紹介されていた。

50位から始まり、全てのジャケットと講評が書かれていて、ふむふむ…と読み進めた。

MUSICA的には藤井風をどう評価するんかな?と思いながら「あれ?風っちは?」と20位10位にも出て来ない。

と、『LASA』ジャケットが目に飛び込んで来た。赤い目元で微笑む風っちが。1人で1面、No.1だ‼️

2022のベストアルバム、1位は『LOVE ALL SERVE ALL』‼️ ブラボー‼️

 

何で「風っちが1位に違いない」と思ってなかったん俺!!バカバカ!!MUSICAだとどこか捻った結果になるような気がしてた。バンド系が好まれるし。ランクインしてるのは、女性はソロが多く、男性はバンドが多数。

風っち、ソロシンガーとして堂々の1位だよ。

いやーー素晴らしい‼️ ㊗️🎉😄😄🎉㊗️

 

講評の文章は、あのインタビューのテキストを書いた有泉智子氏。今回も垂涎の名文であり、風ファンなら読むべき一文。

これからの風っちの世界的活躍を見通しながら、【(略)…それを確信させるに足るだけの巨大な才と真摯に自身の人生と音楽に向かい続ける姿勢を、彼は『HEHN』『LASA』の2作で示した。】と。

【巨大な才】と【人生と音楽への真摯さ】これが藤井風の本質。これこそ藤井風。ワンフレーズに風っちを描き切る有泉氏、本当に見事だ。

 

【どこを切っても比類なき名作】まさに。俺は『LASA』の明るさが好きだ。聴いているとキラキラした光が、自分の身体にも降り注ぐ気がする。

『HEHN』の持つ強さ、『LASA』の軽やかさ。どちらも永遠に輝き続ける名盤。この2作を与えてもらった幸せを、どれほど感謝してもし切れない。

そしていつの日か届く3作目のアルバムも、抱きしめて眠りたくなるに違いないと確信できる幸せ。

藤井風と出会ったということは、満たされた上にさらに満たされるってこと。永遠に幸せのアップデート。😆🧡

MUSICAの1位に興奮して書いてるけど(笑)ホントの気持ち。ありがたし‼️

 

ベスト50の発表に続けて、今年の音楽シーンを総括する鹿野社長と有泉氏の対談も。ここで語られる藤井風も納得の評価。

【今年最大の日本人アーティストのグローバルヒットは『死ぬのがいいわ』。Spotifyの海外で最も再生された楽曲ランキングでも、1位は『死ぬのがいいわ』。北米、ヨーロッパ、南米、アフリカ、アジアと満遍ない地域でバイラル1位】これも凄いことだよね、改めて。

何という2022になったことか。この流れはマジで想定外。全ては風っちの音楽が引き寄せた流れ。

 

世界No.1の歌詞検索サイト『Genius』でも、年間の人気曲トップ10が発表されて、4位に藤井風。5位がテイラー・スウィフト。この並びは、風ファンなら胸アツ。スウィフトの曲をカバーする風っちは最高だもん。その人と名前が並ぶ凄さよ。

ちなみに10位のJojiさんも日本人。アメリカ在住で、逆にまだ日本では知る人ぞ知る存在ではあるけれど大活躍している。ご両親は日本人とオーストラリア人で、国籍は日本。

トップ10に、日本人が2人も。新しい時代の到来を感じざるを得ない。

 

【藤井風自身が音楽家として国境を越えている】と語る鹿野社長の言葉がありがたい。

風っちが軽々と越えていく先を、我々もともに(心で)越えよう。自分を縛る垣根も無い。国境さえ無い。風っちの魂に包まれる世界、風っちがどこまでも遊びに行く世界について行きたい。

さまざまなベストが発表されるたびに、我々も成長して、覚悟して、風っちを追いかけないとな、と思う。

自分の心の垣根、ぶっ壊す冬にしたい。