藤井風を語る真夜中

風という病に侵され…語らせたまえと願った。

JVKEとコラボ!

真夜中にブログ記事を書いていて。コラボ曲の配信が始まったことも知らず。書き終わったところで何?!と。😳😳

うわわわ!やるねーー色々と!

 

アメリカ・ロードアイランド州出身の22歳JVKE(ジェイク)からのラブコールに風っちが応え実現。他のアーティストともコラボしているシリーズに風っちバージョンとして参加。

『golden hour  fujii kaze Remix』として本日4月21日デジタルリリース。タイトルは『ゴールデン・アワー』と読む。

 

JVKEは新しき才能。3歳から楽器を始め、18歳でカレッジ中退、コロナ禍の中で配信した音楽でバズり…と風っちと重なる部分も多い。

未明に聴いてみるハメになった。笑

 

キラキラと水面を蝶が渡っていくようなイントロ。切なく美しい音の連なり。ボーカルはエモい。歌い出しから悲劇の色を纏(まと)って印象的。歌詞を見ずとも失恋の歌だとしか思えない声の揺れ。🥹

 

藤井風の声がふわりと寄り添う。一部日本語詞を歌うという鮮やかな仕掛け。軽やかに、優しく悲しげに、しかし太くまろやかな声が深みを加える。

2人の声が混ざり合うと、よく合っていて心地良い。耳が喜ぶRemixが仕上がった。

風っちもこの曲、好きだろうと思う。ドラマチックでメロディアス、演劇的。歌詞は風っちの世界観とはまた別物だけど。

 

新人と呼ぶべきJVKEだが、色々なアーティストとRemixを行うなど、かなり攻めてる。それだけの才能があり、これからが楽しみな逸材。

今回、風っちがLAで共同作業した面々も、素晴らしき若き才能たち。

世界には新たな才能が溢れている。風っちもそのひとりではあるけれど、日本人・アジア人が認められるのか、今はまだ板の上にも乗ってないのが現実だろう。

 

今号の『MUSICA』に常田大希さんのインタビューが載っていた。その中で「グラミー賞の授賞式を観に行ったけれども、あそこでKing Gnuが演奏している画なんて浮かぶわけがない。違う世界だから、土俵にも乗ってないし。…」と現状を語っていた。King Gnuでさえ、そう思うのだ。

だからこそ、これからの5年10年を意識し、もっと自分の中の、まだ出してない部分を出していく!という考えを示していたけれど。

日本でヒットする音楽を作るほどに、それが呪いになる…という話も。

 

風っちの音楽は、J-POPにおけるヒット曲が背負うしがらみ、呪いとは無関係な気がする。自由で豊かでチルくて深い。外へ向けてどこまでも広がっていく音楽。それが宇宙を駆け抜けて、再び自分の中に帰ってくるような。永遠に終わらない、輪廻のような音楽。

 

JVKEが風っちに声をかけて誘ったのは、何を感じてのことなのか。聞かせてもらえる時が来るのかな。

 

しかし公式アプリでは告知しないのか?何でだよ〜?(単なる時間差?)

ちょっと理解に苦しむ。あくまでJVKEの曲だから?

いやいや、そのうち告知されるよね(と思いたい)😂

 

まあとにかく、深夜からの騒ぎにワタワタ。

風っちの声が聴けたことに素直に満足。ホントにこの声に酔うんだよ、大好きなんだよ。

美しい曲のプレゼント。他人の曲のRemixという、新しい挑戦に感謝!