藤井風を語る真夜中

風という病に侵され…語らせたまえと願った。

RSRな深夜

お久でございます。今夜はスペシャTVで、昨年のライジング・サン・ロックフェスの4時間ver.を再放送。ラスト近くの藤井風を待ちながら、素晴らしい出演者の演奏を視聴している。

それでもすこぶる体調が悪い…気分が悪いのである。

何してんだ俺は。

この3週間近く、郷里の祖母の具合が悪く。仕事を調整しながら、かなりの時間を実家で過ごしている。具合が悪くなり入院しながらも、まだまだ頑張っている祖母。でも一進一退というよりはニ退三退…となってきた。祖父を数年前に見送った祖母。祖父様、まだ呼ばんでよ。ダメだよ。と祈るばかりの日々。

子供の頃から、多忙な両親に代わって祖母に育てて貰ったような俺。このまま万一の時を迎えるのかと思うだけで、吐き気がして震えが来て胃が痛くてたまらんのである。マジで嫌だ。

 

そんなこんなでアジアツアーも追い切れず、何も手につかない。

日本中、いや海外からも親戚やら知人やらが見舞いに来てくれる。「会いたい人には今のうちに…」と主治医に言われて。祖母の子供はもちろん、甥っ子や姪っ子も駆け付ける。俺はひたすら駅や空港を往復しての送迎係。それでよかった、やることがあって救われた。

このご時世、面会時間は15分。15分で鳴るタイマーを渡され、一度に入室できるのも2人まで。同居家族だって1日1回。何回か通ってくれた親戚は、ナースステーションの担当者に遠慮してくれと言われてた。

コロナ禍の初期には、全く会えないままの別れとなった方々もいたことを思う。何という酷い事態だったのか。今もまだこの状態。1日に15分。 俺を全身全霊で育て、躾け、叱り、甘やかし、守ってくれた人との別れを目の前にして。ああ、気持ちが悪い。

 

 

藤井風の出番が終わった。

昨年観た時同様、あまりの特別扱いに目がクラクラ😵‍💫した。他のアーティストが1曲、せいぜい2曲の中、風っちだけ5曲の弾き語り。

本来なら出演していたアーティストの曲だったからでもあるだろう。RSRの温かい配慮。何て優しいフェスなんだろう。

自身もコロナ罹患後。決して本調子ではなかっただろうに、実質1日でカバー曲を準備した風っち。ピアノを弾く後ろ姿は子どものよう。ひたむき。純粋。少し不安な気持ちをピアノが支えてくれるから、この友達とふたりでカバーするんだというキモチが見えるようだ。

ピアノ一本とは思えない、風っちマジックな演奏。泣くほど見事。たった1日でこんなことができるのは藤井風だけだよと感動が改めて込み上げる。

 

ああ、風っちのオリジナル曲も聴きたかったな。まつりを踊る姿観たかった。贅沢過ぎるから辛抱するけどさ。

明けていく北海道の空。沖縄の歌が北海道に響いて。美しいなぁ、温かいなぁ。どの出演者も真摯で、音楽を愛していて。ありがとうRSR

今夜は特に音楽が胸に沁みた。

 

ランドリンのCMも流れてるらしいね。俺はまだ遭遇してないし、民放をほとんど見ないから無理かな。

柔軟剤は使う派なので、自分用に(ボトルのカラーで)『アールグレイティーの香り』を選んでみた。乾いた衣類からは、何となくメンズの香水っぽい香りがする。あくまで個人的な感覚なので許してちょ。ごく淡い香りで、あまり気にならず、ふとした瞬間に香るのがいい。気に入った。

メイキング画像も楽しかった。

 

8月7日が鼻の日だからか、鼻をつまんでる画像も来たね。8月25日開幕するバスケW杯に合わせて配信リリースされる『Workin' Hard』も本当に楽しみ。カッコいい!としか言えない曲。藤井風の振り幅の凄さよ。フルで聴いて魂をアゲたい。

 

 

今日も祖母に15分だけ会ってくる。

感謝を伝えること、手を握り、手を離すこと、執着も依存も自分に許さないこと…愛しか思わないこと。

大事な人をなくす以上に辛いことがあるのかな?…亡くしても失くすんじゃないとも思いつつ。

苦しまないように、静かであるように。ホントは俺が手を引いて送り届けたいよ。祖父様、ちゃんと迎えに来ないのなら、また次にしてよ。まだ早いよ。

 

風っちが勇気を見せてくれたから、俺も勇気を持とう。ありがとうね、風っち。