藤井風を語る真夜中

風という病に侵され…語らせたまえと願った。

金髪ボーイがあれこれと

我らの金髪ボーイが動いてくれて。ずっずさんも久々のダイアリーアップしてくれて。いきなりラジオに生出演したりしてくれちゃって。何だかワタワタした3日間だった。

 

突然の案内が来て、慌ててYouTubeに飛んだ。1〜3話のベストシーンのダイジェストと共に『花』が流れるというコラボムービー。こんなんやってくれるん? 主題歌への愛が溢れとる!🥹

 

主演の皆さんの演技表現も、改めて心に届く。

最初から、繊細な描写が多かったなぁ。オトナにはなったけれど、オトナはコドモの続きでもある。コドモの自分を切り捨てて、オトナの自分に変身したわけじゃない。ある意味で、いつまでもコドモのままの自分がいる。

そんな4つの魂が出会って繋がっていく物語。知らない同士なのに、なぜか居心地の良さを実感する4人。互いに“相手をきめつけない”者同士。“相手の内面を察し合える”者同士。“相手のかわいさを感じられる”者同士。これって最強。最強の仲間たちだよね。

全く違う背景を持ち、出会うはずもなかったのに、出会ってしまった4人。(ゆくえと紅葉は幼馴染ではあるけれど)

 

椿は新婚生活用に用意したコーヒーカップを、初めての客であるゆくえ、夜々、紅葉に出す時に、自分のカップとペアになるピンクのカップを紅葉に渡す。(幻となった)オクサマが使うはずだったカップを女性に渡すことを躊躇(ためら)う。で、ピンクのカップが紅葉用となり、客用の色味のシブいカップが女性2人の専用となった。

椿が送る予定だった生活は、男にはブルーのカップ、女にはピンクのカップ、を疑わない生活だった。少なくとも椿はそう思っていた。だがその生活は幻で、現実はカップの色もぐちゃぐちゃに混ざり合う。

俺はブルー、オクサマはピンク、と思っていた椿は、実は彼女が何を求めているか知らなかった。彼女は、椿の目に本当の自分が映っているか、この人は私のすきな花を知ってるのか、確信できなかったのだと思う。

友達だった男と浮気しちゃった、と告げられても怒鳴らない男。許さない!と怒りもしない。その足で会いにも来ない。彼女から離れること、どこかでホッとしてるよね?

彼女は、椿が自分を振るなんてできないと知っていたから、振られてあげた。でも、あまりにアッサリ別れを受け入れたから、逆にモヤモヤして忘れ物(まさに椿の心)を取りに来た。

椿に、言うべき言葉を言わせて、きちんと別れるべき2人だったことを得心した。すぐに枯れる花を贈られて(これはブラック椿…いやブラック脚本家だと俺は思ったけど)それを2人の墓に供えた。これで終わり。愛し合うには心の距離が遠過ぎた2人。結婚していたらきっと疲れ果てていた2人だった。

アイスキャンディーの棒で作られたオクサマの墓標、ゴミ捨て場の枯れゆく花の墓標。それは「結婚しなくて良かった2人」の墓標なのだ。

 

毎回色んなことを思わせてくれるドラマ。

第1話の台本を読んで、あの詞が書ける風っちって。マジで天才だよ。あらゆる意味で天才だけどさ、言語感覚も天才。あんな詞が書ける?本当に凄いよ。

俳優さんたちの演技に寄り添って、その演技をさらに引き立てて、我々の胸により深く切なく、彼らの思いを届けてくれる風っちの主題歌。

本当に『花』が主題歌で良かったなぁ。

 

 

ずっずさんが書いてくれた経緯(いきさつ)もありがたかった。

番組の村瀬Pとのやり取りも、ずっずさんならではの感覚で、結果的に風っちを守っている。ホントに藤井風の守護聖人だよ、ずっずさん。

村瀬Pがかすかに抱いた躊躇いを、脚本を読んで「(前に渡した曲では)憂いが足りない」と自ら答えを出す風っち。大正解。風っちは何もかもわかってる人。

『花』を聴いたPは「この曲です!」と。「風さんは、僕がお願いしなくてもきっといつか“花”という曲を作ると思ってましたが、このドラマの主題歌が“花”という曲になって、本当に嬉しい。」と。村瀬Pは素晴らしい感性の人だな。だからこそ「いちばんすきな花」のようなドラマが作れるんだね。

風っちの中から生まれた『花』が、このドラマの脚本によって憂いまでをも含んだ、ピュアで真っ直ぐな曲になったこと、俺らにとっても幸運だったと思う。

 

そして! 我らには『Feelin' Good(仮)』も与えられるのだと知った。ずっずさんも一発で気に入ったという曲。いやーー楽しみ過ぎる!さりげない日記の一行が全世界の希望になるという技を、何回見せてくれてんのずっずさん。最高っす!

 

ずっずさん、シメの言葉は「みんなで“花”を育てましょう。」だって。今の我々の合言葉だね。

ドラマも主題歌も、我々の内なる花も、ともに育てたい。

 

 

そしてそして5日に放送された【TOKIO HOT 100】だよ。

冒頭で先週の1位は『花』だと紹介され、曲が流れた。4時間近く放送されるラジオ番組、ラストに今週の1位が発表されるけど、それに合わせて藤井風が生出演!サプライズ!!

radikoに飛んで行ったよ。ああ、久しぶりに聴く風っちの声。番組の終わりが近いので、風っちにしては早口な喋りになってる。あははは!

「その金髪ボーイは藤井風ではないですか?!」

「風ちんお久しぶりです」「お久しぶりです、ペプラーちん」て、いいのかコレ。誰にでも可愛がられるなぁ風っち。

似顔絵に「アゴを割ってくれるのが嬉しい」と。

『花』をプロデュースしてくれたA.G.Cookについて訊かれると「接しやすく、何でも否定せず一緒にチャレンジしてくれた。かわいい方。」風っちの褒め言葉は「かわいい」だね。うんうん。写真を見ても、同じ空気感の2人だと思う。こんなに心地いい曲ができたのも納得。

海外を志向してるか問われると、必ずしも海外ばかり見てるのではないと言いたげに「日本のカッコいいところ、イケてるところもどんどん…ブレンドしていって、面白いものがつくり続けられたらいいな」というふうに答えていた。

このあとAwich(エイウィッチ)のライブを観に行くと。それくらい、日本のイケてる音楽もちゃんとフィーチャーしてるよってアピール。インストにも“女神が女神してた.”とアップ。風っちがリスペクトする女性アーティストって、“姐さん”系が多くない?😂 実家の姉上たちの影響なのかな。ちゃんと自分の足で立ってる強い女性たち。女神であり花であり人間であり。強くてしなやかで、負けない女性たち。藤井風という現代の男神に刺激を与え得る、まさに女神たちなのだ。

音楽以外でハマってることは?と問われ、ブロッコリー🥦を茹でること…と相変わらず斜め上ゆく我らの天然王子。料理してる?には、納豆かきまぜたり…と。野菜切ったりもしてるらしい。あははは!どうしよう、かわいいとしか思えない。🤣

一所懸命、テキパキ喋ろうとしてるのに、ペプラちんは返答が難しいことばっか訊いて。ふふ。で、最後に「夢は?」。うーん、うーん、と悩んだ風ちん。ああもう番組終わっちゃう。焦りながらも答えたのが「親の喜ぶ顔が見たい…だけかもしれない、最近」いや〜なにこの超絶模範回答。全“親”が泣いた(に違いない)。なんていい子なんや。

 

風っちの親が喜ぶ…って言葉には、全てが含まれる気がする。あのご両親が喜ぶなら、それは誰かを悲しませたりしないこと。風っちひとりの成功とか賞賛でなく、周囲の人々やファンみんなが幸せを味わえること。正しい選択をし、正しい判断をし、風っち自身が幸せで、善き人間であること。それを無理も嘘もなく、自然に楽しく続けられること。

俺らが風っちに望むことと、ご両親が喜ぶことって完全に一致してる気がする。それくらいご両親を尊敬し、信頼しているのが風ファンだと思う。

 

親が喜ぶことが夢。ホンマ泣けるよ風っち。その心に夜空の月も微笑んでる。

ああ、風っちのように清くありたい。正しくありたい。それが俺の夢だよ、と呟く霜月の夜。