藤井風を語る真夜中

風という病に侵され…語らせたまえと願った。

出ちゃった🧡

観ましたか皆しゃん。目撃しましたか、あの画期的な絵!

フィギュア選手権の生放送は無事に時間内に終了、野球やサッカーの試合とは違うな(笑)とホッと一安心。

ドラマ始まってしばらくして(番組最後に出てくるよね、ピアノ弾いて歌うよね)と思ったら泣けてきた。

演者としては出ないと思ってた、それじゃちょっとドラマの世界観から離れる気がして。

ドラマが終わった後で、エンディングと共に弾き語りすると確信しながらも、主演の4人も撮影してたということだったから、どゆこと🙄??となっていた。

まさか、4人の演技を背景にしつつの演奏だったとは!

確かに見たことのないものを見せてもらった。

公開された記念写真を見ると、全員が柔らかそうな足音のしないスリッパを履いていて。凄い作業だったことを改めて感じた。弾き語りの邪魔をせずに演技して、撮影して、NGを出さないよう努めたなんて。もちろん風っちも。あれだけの俳優さん達(が演技してる)前で歌うプレッシャー、緊張感ときたら。よく頑張ったよ風っち!!

 

直前のインストでダメージTに髭面を見せてくれた時、あ、本番は小綺麗にするんやな(笑)と思った。だって天邪鬼だもん、イタズラっ子なんだもん。

案の定、小綺麗かつ若々しい衣装(このドラマのテーマでもある“子供心”を感じさせるものだった)で、しかも黒髪!! いやー声が出たわ。

指先が映っただけで狂喜乱舞という風ファンあるある。ああ、弾いてはる。TV画面の中で綺麗な顔して楽しそうに歌ってはる。胸が熱くて痛い。

その数分間、実は記憶喪失っぽい。いやいやしっかりしろ! 後でTVer見るしかないな。→見たら、TAKAIさんも小森さんも参加してて。いつメンがありがたいと思う風ファンである。🥹

 

ドラマ本編は、アレもコレも回収し切って、まあ見事な脚本。ゆくえの記憶に残る“子供相撲”。夜々の憧れの人、村山咲=むらさきちゃん。そこまで回収するんかい!

「みんなに嫌われる子なんていない」も、美鳥自身の回収になっていた。4人は全員が「美鳥はみんなから嫌われていた」と思っていたけれど、自分は美鳥を嫌いじゃなかった。美鳥の幸せを祈り続ける“心の友達”だった。椿の家が部室になったのも、どこかに美鳥の存在があったから。見知らぬ家がすぐに和める場所になったのは、この4人が同じ人の幸せを願っていたから。

 

僕は風ファンといる時にホントに安らげると感じるけれど、それは自分も含めてみんなが風っちの影響を受けていて、みんなが風っちの幸せを祈っているから。風っちの幸せは、そのままみんなの幸せだから、僕らは互いの幸せを祈り合う仲間。だから和めるし安らげるんだと思ってる。

 

「嫌なことは嫌だと言う、断る、自分と大切な人の心を守る」一歩を踏み出せた4人。切るものは切る、切っていいんだよ。でも切り捨てるだけじゃなく、すきな人には優しくあろう。誰の心も大切にしよう。

そんなドラマに、藤井風が歌う『花』が切なくも晴れやかに寄り添って、全てを包み込んでいった。

 

ひとりひとりの物語は続いていく。

引越し荷物を運び出したガランとした部屋で、真ん中に『花』の形のように寝転んだ4人。みんなの中に花が咲いている。色んな苦い思いに枯れそうになる花だけど、何とか負けずに咲いて、咲き続けている。咲き続ける栄養を、誰かが与えてくれる。友達であり、ひとりのアーティストであり、我が推しであったりする誰かが。

 

ドラマ本体は邪魔せずに、ドラマを観ていた人に主題歌を届けるため演奏した藤井風。村瀬P、あなたの心、伝わりました。そこには優しさしかなかった。このドラマに出演した全ての俳優とスタッフに対する、そして数か月を共に過ごした視聴者への優しさ。

風っちの歌が、あなたの心に応えていた。きっと緊張していたに違いないけれど。優しさと温かさ、それしかなかった。

TVドラマだけが見せてくれる奇跡があるんだね。今宵はそんな奇跡を目にすることができた、稀有な夜。

 

「いちばんすきな花」に関わった全ての方々に、僕らの藤井風とチーム風に、感謝を捧げる夜。🙏✨💐