藤井風を語る真夜中

風という病に侵され…語らせたまえと願った。

『V.I.P.』第二弾2️⃣

3月26日22時からはMV特集。

これまで公開したMVの中から8作品を紹介しながら、作品への思いやエピソードを語ってくれた。

YouTubeへの動画投稿からスタートした風っちにとって「音楽を映像と一緒にというのは凄い重要であり、好きな表現。心を動かされたりインスパイアされてきた」と。

以下、風っちの言葉(要旨)を曲ごとにいくつか拾ってみる。😳のところは俺の感想。

 

◼️何なんw

『HEHN』のリード曲。

ギラついてる、いい感じに気合いが入っている。監督と考え方や生き方などのコアな部分を話しながら。監督は光(白)と闇(黒)は切っても切り離せないと。それがハイヤーセルフと自分との関係みたいだと思った。

冒頭の瞑想と舌打ちするところは絶対入れたかった。外ではいかにイキって歩けるか、NYをワシのもんにしたる!という歩き方。

いきなり車座で大勢に囲まれるシーンが初演技で、少々たじろいだが、やりやすかった。それにしても見られるな〜と。

「何なん」とは言っていない、撮っていない。道路端でコケるシーンは何度も撮り、擦りむいた時のものが採用された。

水に沈むシーンではコンタクトが浮いてしまい。何度もやる内にコンタクトは外した。

最後の全員ダンスはフリースタイル。自然な感じ。ゼニーくん、みんなが楽しかった。会いたいですね、みんな。特に振り付けは無く、一番最後のキメシーン(指差ししてストップ)は自分のアイデア。パン!と指差しでキメ!と。

😳ラストシーン、キメポーズまで風っちのアイデア、指示とは!あの終わり方好きなんだよ。センスが凄いよなー!さすがに何年も1人で自己演出してたプロだよね。「何なん」を口にしないところにもこだわりがあったんだな。とにかく風っちは骨太なセンスのかたまり。

デビュー曲のMVとして最高にカッコいい。50年後に見ても「かっけー!」と叫ぶ自信がある。藤井風の記念碑。

 

◼️帰ろう

これも『HEHN』から。児玉裕一監督も出演。

群像劇、色んな人のドラマを見せたいと、ストーリーのあるMVにピッタリの児玉裕一監督に依頼。「優しい曲、人を導いてくれる曲」と監督。当初風っちが風船になる🎈アイデアも。

「動くソファに飛び乗って、そのまま開放されてください」風っちはホテルのベッドで練習、本番は見事に決めて監督は「99点!脱力も100点!」「あんな綺麗にソファに飛び乗れるミュージシャンいない」と。😳あのシーン、風っちの運動神経の良さが表れてるよね。ホントに絵になってた。

撮影中にスコールが来たりして「帰ろう」となったり(笑)3日間の撮影だった。人々が歩く背景が白く霞んでいるのは自然に発生したもの。

以下、監督の言葉。

ストーリーを感じさせる人を集めた。その中で風は『手放されたモノ自体』。😳び、びっくり!風っちは人々が手放したモノだったのか。物の擬人化。初めて知ったよー!

地面に描いた矢印は、そこから先が『帰ろう』の世界。矢印を越えて、帰る。タイトルもそこに出すと決めていた。

「曲を聴きながら、この人は天使なんだなと思いながら作りました」😳 ここ、風っちも(そうなんだ〜)って感じで頷いていたけど、監督は風っちを天使だと言い、風っちはMVの中の青年を天使だと受け取っていた。よね。笑

監督の中では『藤井風=天使、MVの青年=手放されたモノの象徴』なんだよね。風っちは人が手放したモノこそ天使なんだと受け止めた気がするけど。

最後、1人だけ残る少女は、帰ってはいかない人、見送る人の視点として描かれている。

『帰ろう』の世界を表現して完璧なMV。風が風船🎈にならなくて良かった(笑)いやちょっと見てみたかったけど。風っちは高いところは大丈夫なんかな?

 

昨日の投稿への感想など、皆さまありがとうございました。意外とスペシャTVを見られない方々が多いことを知り、もう少し丁寧に書けばよかったかなと反省した次第。

俺は録画をしないので、視聴しながらメモを取り、それを元に感想レポをしている。不十分であり間違いもあるかと。それでも、少しでも風っちの言葉が伝われば幸いだと思って書いています。

今回は少し長くなるので、残るMV作品5つ(プラスまつり)は、あと2回くらいで書くつもりです。さっさと出来なくて…お許しを。🙇‍♂️

 

今回、監督の話から初めて知ることがあり、驚きつつ感動した。「作る者の身になってください」なんて言われてた風っち。笑

LASAカラーのトレーナー着て(よく似合う!)相変わらずイヤホンやら資料の紙の端っこやら、ついにはトレーナーの袖までこねこね祭りだったけど。何やっても可愛いんだからしょうがないっす!🤣

 

作品への理解が深まるこんな企画、本当にありがたい。そして想像以上に、客観的なプロデューサー的視点を持つ風っちを再認識。作品づくりへの姿勢が素晴らしいよ。

共に作品を作り上げた仲間への温かい目線。共演者やスタッフの名前を上げて称賛することが自然にできる人間性。「みんな楽しそう」が口ぐせで、それだけを願って仕事している人。こんな人が主演者であり精神的プロデューサーなんだから、最高のMVが生まれないはずがない。

 

長々と引っ張って申し訳ないけど、もう少しだけMV祭りにお付き合いくださいな。😊